学校選択制で人気のあるのは「しつけのしっかりしている学校」
これも「学校選択制」が導入されたばかりの時のお話。 結局、学校を選ぶ際に、保護者が一番重要視するのは「しつけ」でした。というのも、当時は「ゆとり教育」の真っただ中で、授業中立って歩く子や学級崩壊の話題が頻繁に出ていたからだと思います。...
これも「学校選択制」が導入されたばかりの時のお話。 結局、学校を選ぶ際に、保護者が一番重要視するのは「しつけ」でした。というのも、当時は「ゆとり教育」の真っただ中で、授業中立って歩く子や学級崩壊の話題が頻繁に出ていたからだと思います。...
新年度スタート段階では新たな環境になり、比較的緊張感のある過ごし方をしていた人も多いと思いますが、それが崩れてくるのがゴールデン・ウィーク明け。 この辺から子供達の気が少しゆるんで来て、休み中の夜更かしの癖が抜けなかったり、生活サイクルがだらしなくなって来たりします。...
前のホームページに載せていた内容で、データは2003年のもの。ただ、歯科医と協力して虐待の早期発見という取り組みは、現在でも続いています。 その他「朝ご飯をきちんと食べよう」などの話が出てきたのも、このあたりからです。 <虐待を受けている子は虫歯が多い>...
新指導要領になって、道徳の時間が復活し、学校の先生方の中では「道徳の授業研修」なども行われているようですが、以前は、こんなこともありました、という話。 <標準は年間35時間> 兵庫県のある中学校の平成13年度の授業で、年間35時間(週1時間のペース)の授業時間が標準とされる...
これも、ちょうど20年前に「前のホームページ」に書いた内容です。今ではこれほどひどくはないと思いますが、でも、学級崩壊の話は、今でも耳に入って来ています。 みなさんの学校の様子はどうですか? 今回もぶっちゃけ調でお送りします。...
「自立心」や「自主性」ということは、本来、とても大切なものであると思いますが、それを推進していく教育を実践していった結果が「青少年の凶悪犯罪の増加」であったり、「高卒者の就職率の低下(これは単に不況という事だけではなく、企業の方が「仕事が長続きしないので・・・」と高卒者を敬...
今回の話は、教育行政関係のドロドロした部分の話です。実は、表立って「学力向上反対」とは言いませんが、陰でこそこそ学力向上の足を引っ張っている人たちがいるんですね。それが「ちょっとおかしな共産系の人たち」なんです。 「ちょっとおかしな」というのは、共産系でもちゃんとした人がい...
一つ前に書いた「しつけの話」。これを書いたのは、20年くらいの話なんですが、この話を書いたのには、実は裏事情があったからなんです。 というのは、まず、釧路全体が時間に非常にルーズだったんです。 自分が学習塾にいて、この話を書く数年前に、北見から釧路に転勤してきたのですが、そ...
前にあげた中2の学力テストと同じ、北海道全地域で行われている学力テストで、釧路の某中学校の平均点が分かりましたので、参考にアップしておきます。 中1ですから、中2と同じ、1科目100点満点で、合計500点満点のテストです。 国語 52.8 数学 27.8 社会 43.3...
少し前に話題になった「ケーキを切れない非行少年たち」という本をご存じでしょうか? 内容をかいつまんで言うと「非行少年の中には、本来、こういう子供たちが問題行動を起こす前に、障碍者として手を差し伸べてあげなければならない子がたくさんいる」という話です。そして、その本の最初に出...
中室牧子さんの「学力の経済学」にも書かれているんですが、元々の能力が将来を決定づけるという話で、例えば、第一志望の大学に合格して就職した場合と、その大学の受験に失敗してレベルの低い大学に行ってから就職した場合と、結果的に就職先のレベルがそれほど変わらないということなんです。...
先日行われた北海道全地域で行われている学力テストで、釧路の某中学校の平均点が分かりましたので、参考にアップしておきます。 中2ですから、1科目100点満点で、合計500点満点のテストです。 国語 61.2 数学 47.6 社会 57.7 理科 52.5 英語 42.6...
昨年12月に行われた「釧路市標準学力テスト」の個人データが生徒さんの手元に届いてきています。 平均正答率などについては、3月に入ると釧路市教委のホームページに掲載されますから、そちらを参考にすることにして、今回は、個人データについてのお話です。...
釧路の数学ができないのは、ハッキリ言ってしまうと学校の先生の「教え方が下手」なんです。某中学校で実際にあった話を少し書いておくと、中3の一番最初に展開公式というのを習うのですが、これが、変な教え方で、生徒全員公式が使えないという状況になっていました。また、これは「ゆとり教育...
少し続けて「学力の上がらない状況」を書いてきましたが、これが、子供たちにどういう影響があるのか、ということを書いておきます。 実は、大抵の子は「普通に勉強していたら、釧路の高校だと1つ上の高校に行けたはず」になっているんです。場合によっては2つ上の高校に行けただろうに、と思...
前項では、学力の上がらない原因を教育行政的な側面から見てみましたが、今回は先生の意識という面から見てみようと思います。 それで、これは全国的な傾向のような気がしますし、学校の先生だけではなく、塾の講師などもこれに当てはまるのですが、どうやら、今の先生方の意識として中心になっ...
ここでは、釧路の小学校と中学校の差はどこで生まれているのか、ということをお話していこうと思います。 それで、まず、データを見てください。これは、令和元年度の全国学力調査の結果をまとめたものです。 000115631.pdf (kushiro.lg.jp)...
前々回で釧路の中学校が学力を上げられないという話を書きましたが、じゃあ、ノートの扱いがどうなっているのか、というところを考えてみます。 まず、プリントを貼り付ける形式が多い。実際に書く量はわずかで、残りは全部切り貼りです。そして、おそらく、全中学校でやっていると思われますが...
前項、前々項とノートについて書いてきましたが、これが地元の釧路ではどのような状況だったか、ということをお話しておきますね。 これ、実は、以前、何校か小学校を見学したときのことですが、見に行くと、黒板に昨日の授業の内容が書いたままになっていたんですよ。授業をする前に、黒板をき...
ノートを取るということは、話を聞いて頭に入れながら、それをノートに写すことで頭から引き出す、いわゆるインプットとアウトプットを同時にやる作業です。よく「漢字を書いて覚える」というのも、このインプット・アウトプットを同時に行うことで、なるだけ効率良く覚えようという方法。...