今回の話は、教育行政関係のドロドロした部分の話です。実は、表立って「学力向上反対」とは言いませんが、陰でこそこそ学力向上の足を引っ張っている人たちがいるんですね。それが「ちょっとおかしな共産系の人たち」なんです。
「ちょっとおかしな」というのは、共産系でもちゃんとした人がいて、以前は、集会などで狂ったように「日の丸反対」「君が代反対」ということをやっていたようなのですが、そういう話を聞いて幻滅したり、「学力向上反対」の内容の話を聞いて違和感を感じ、その会から抜けていった人もいるので、そういう人たちと区別をするために「ちょっとおかしな」という形容をつけました。
ですから「ちょっとおかしな」という形容がついた場合、いわゆる「組合活動を活発に行っている」ような、マルクス主義にかぶれた「資本主義は敵」と思っているような人たちと思ってもらえればいいと思います。
じゃあ、この人たちが、なぜ、学力向上を反対するのか、というと、狙いは一つ。学力が高くなると「子供たちが資本家側に行ってしまうから」。そのため、子供たちの学力を低めに抑えて労働者側に回ってもらおうという魂胆だと考えてください。要するに、政治的思想を教育に取り込んでしまおうと考えている人たちなんです。
中にはハンナ・アーレントが書いているように、そういう思想があることを知らず、上から言われたことを何も疑わず、そのまま言われたとおりに行動している人もいるようです。
また、学校の先生でも、自分でも気づかないうちに、そういう思想に染まってしまっている人もいるようです。そうなると、非常にやっかいなんですね。
自分は、以前から「学力向上」について、書いているため、そういう人たちから、いきなりメールを送られてきたことも何度かありました。書いてあることは支離滅裂なんですけれども、彼らはそれが「正しい」と思いこんでいるようでした。
ですから、教育行政に関して言うと、学力向上に向かうのは、口で言うほど簡単ではない、ということなんです。
そのため、こちらのページでは、「まず、家庭で頑張りましょう」という発想で書かれていると思っていてください。
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