前にあげた中2の学力テストと同じ、北海道全地域で行われている学力テストで、釧路の某中学校の平均点が分かりましたので、参考にアップしておきます。
中1ですから、中2と同じ、1科目100点満点で、合計500点満点のテストです。
国語 52.8
数学 27.8
社会 43.3
理科 43.5
英語 57.3
合計 223.5
国語の平均が低めであることから、全体的に学力の低めの中学校ということが分かります。また、英語は、中1の段階では易しいので、国語よりも平均が高くなって当たり前だと思って下さい。この中学校では、国語よりも英語の方が、きちんと平均が高くなっていますから、国語力に見合った分の英語の教科指導ができているのではないかと思われます。
もしも、皆さんの中学校で、このテストの英語の平均が国語よりも低かった場合、非常に英語が危ないと思ってくれればいいでしょう。
ところが、問題なのが数学です。平均点が30点を切っています。以前「学校の先生より、お父さんが教えた方が、数学ができるようになる」と書きましたが、これで分かってもらえるのではないかと思います。これ、異常ですよ。学級崩壊が起きていて、数学の授業が成り立っていないようなレベルです。
中1の段階でこれだと、中2、中3と数学の学習内容が難しくなっていくわけですから、さらに、この状況がひどくなります。
釧路では、このような状況にならないように、ということで「基礎学力保障条例」があるわけですから、この条例をもとに、PTAの方で数学の授業の状況など、確認しておいた方がいいと思います。
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