前のホームページに載せていた内容で、データは2003年のもの。ただ、歯科医と協力して虐待の早期発見という取り組みは、現在でも続いています。
その他「朝ご飯をきちんと食べよう」などの話が出てきたのも、このあたりからです。
<虐待を受けている子は虫歯が多い>
東京都が初の試みとして行った「虫歯と虐待の関係」が明らかになった。調査は児童相談所などの協力で行われ、1才から12才までの170人を対象としている。この調査結果によると、都内の6才未満の子の虫歯の所有率は平均が20.9%に対し、虐待されている子は47.6%と約半数近くにも及び、また、都内の1人の平均虫歯所有率の0.88本に対しても虐待されている子の平均は2.99本と3倍以上になっている。同様に6歳以上12才以下の子の永久歯の虫歯では、都内平均が34.2%に対し、虐待されている子は53.9%になっている。 この原因について、都では「保護者の養育の放棄や怠慢」を挙げていて、今後はネットワークをつくり虐待の早期発見に力を入れるつもりとのこと。「虐待防止は親の意識改善」などと口先だけのまったく効力のないことをダラダラ述べるより、こうやって具体的な取り組みを増やしていくことが本当の防止につながると思うので、自分としては大賛成だ。 ただ、ここで注意しなければならないのはお母さんの「子供さんの虫歯管理」。虐待しているわけでもないのにやたら虫歯が多いと周りから「おかしいぞ」と思われることになるかも。でも、よくよく考えると「子供さんのしつけ」をきちんとしているお母さんは「虫歯」についても注意しているだろうから、結局、「子供の自主性に任せる」なんて体のいいことを言っているだけのだらしないお母さんがいろいろ言われるだけだし、ちゃんとしているお母さんは心配ないかな。 さらにこういったことで成果が上がっていくと、これがどんどん発展して「爪を切っているか」とか「顔を洗っているか」とか「朝ご飯をちゃんと食べているか」などの日頃の生活習慣にどんどんメスが入っていくような気がするよ。日頃の生活習慣が乱れがちなお宅は、今のうちから気をつけないとならないかもね。
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