「難しめの内容」にも挑戦していこう
一般的には「子供の学力を上げていこう」ということになると「分かるまで、出来るまで」ということで、子供さんが「できない」ということを極端に避けようとする傾向になるのではないかと思います。 ところが「全部わかる、全部できる」にこだわりすぎると、逆、子供さんの学力向上の妨げになる...
一般的には「子供の学力を上げていこう」ということになると「分かるまで、出来るまで」ということで、子供さんが「できない」ということを極端に避けようとする傾向になるのではないかと思います。 ところが「全部わかる、全部できる」にこだわりすぎると、逆、子供さんの学力向上の妨げになる...
国語・数学・英語は、それまでに習ったことを積み重ねて行く科目なので、よく「積み重ね科目」などと言われますが、学力が低くなるに連れて、この3科目がピシッとしなくなります。そして、この積み重ね科目で学力が上がらない原因も、ハッキリしています。 その中の一つが、...
少し前に話題になった「ケーキを切れない非行少年たち」という本をご存じでしょうか? 内容をかいつまんで言うと「非行少年の中には、本来、こういう子供たちが問題行動を起こす前に、障碍者として手を差し伸べてあげなければならない子がたくさんいる」という話です。そして、その本の最初に出...
よく「国語はすべての勉強の基礎」と言われますが、実際に「子供さんにどのくらいの国語力があるか」と言われても、どうやって国語力を見ていけばいいのか、分からないという人も多いのではないかと思います。 そこで、国語力を見抜く、最も簡単な方法の話。...
本を読んだとたんに寝ちゃう・・・これ、マンガのような話なのですが、実際にこういう子、結構いるんです。 自分は、家庭教師ですから、塾に通ってうまく行かなかったとか、集団での指導に不安がある、というタイプの子を受け持つことが多いですし、家庭教師で国語を教えているという人も少ない...
今回は、こういう子供さんの行動に注意しましょう、という話です。 集中力の切れやすい子のパターンで、一番分かりやすいのは 「問題演習中に、余計なことをする子」 です。 これ、見分けやすいですから、お父さん・お母さんは、是非、一度試してみてください。...
小学生向けの話ですが、机に座ったときに足がブラブラしてしまうと集中力が落ちるんですね。ですから、机をきちんとセッティングするもの大事です。きちんと床に足の裏がついている状態が一番いいのですが、届かない場合は、市販の椅子についている「足掛け」のところに足がつくようにしておくの...
前回、前々回と子供さんの「集中顔」の話を書いてきましたが、今回は指導側から見た「集中している子が先生にかけてくるプレッシャー」の話です。実は、この話、実際に経験がないと実感できないところでもあります。ただ、この状況を知っていると「いい先生と悪い先生」を見分けるのに役立つので...
自分の中学生・高校生時代に「おいしい顔って、どんな顔ゲーム」というのがありました。 覚えている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、当時、雪印のマーガリン「ネオソフト」のCMで流れていた「おいしい顔ってどんな顔~?」という歌を歌いながら、最後の「ネオソフト」のタイミング...
少し続けて「学力の上がらない状況」を書いてきましたが、これが、子供たちにどういう影響があるのか、ということを書いておきます。 実は、大抵の子は「普通に勉強していたら、釧路の高校だと1つ上の高校に行けたはず」になっているんです。場合によっては2つ上の高校に行けただろうに、と思...
前項では、学力の上がらない原因を教育行政的な側面から見てみましたが、今回は先生の意識という面から見てみようと思います。 それで、これは全国的な傾向のような気がしますし、学校の先生だけではなく、塾の講師などもこれに当てはまるのですが、どうやら、今の先生方の意識として中心になっ...
ここでは、釧路の小学校と中学校の差はどこで生まれているのか、ということをお話していこうと思います。 それで、まず、データを見てください。これは、令和元年度の全国学力調査の結果をまとめたものです。 000115631.pdf (kushiro.lg.jp)...
前々回で釧路の中学校が学力を上げられないという話を書きましたが、じゃあ、ノートの扱いがどうなっているのか、というところを考えてみます。 まず、プリントを貼り付ける形式が多い。実際に書く量はわずかで、残りは全部切り貼りです。そして、おそらく、全中学校でやっていると思われますが...
前の項目で、釧路の小学校が年々学力が上昇していると書きましたが、実は、これほどきれいに学力が上昇しているデータが出るというのも、ちょっとおかしいと言えばおかしいわけで、本当は、学年ごとにしっかり指導していると、それほどデータ的には変化が出ないものなのです。...
前項、前々項とノートについて書いてきましたが、これが地元の釧路ではどのような状況だったか、ということをお話しておきますね。 これ、実は、以前、何校か小学校を見学したときのことですが、見に行くと、黒板に昨日の授業の内容が書いたままになっていたんですよ。授業をする前に、黒板をき...
学力の話でノートが出てくると、よく言われる話に「ノートを取ることに一生懸命で話が聞けていない=だから勉強ができない」というものがあります。でも、これは教える側の立場から言ったら「あらかじめ分かっていること」なんですよ。それで、前の項目でも書きましたが、分かっているのだったら...
ノートを取るということは、話を聞いて頭に入れながら、それをノートに写すことで頭から引き出す、いわゆるインプットとアウトプットを同時にやる作業です。よく「漢字を書いて覚える」というのも、このインプット・アウトプットを同時に行うことで、なるだけ効率良く覚えようという方法。...
子供たちが勉強で挫折してしまう一番の原因は、何といっても「できない」ということ。そこで、ここでは「できない感覚を緩和する方法」のお話です。 それで、結論から言うと「子供たちにいろんな種類のものをたくさんやらせる」ということです。要するに「量をこなす」ということなんです。...
前回、前々回と「詰め込み」の話を書きましたが、実際に「詰め込み」と言われると「無理やり覚えろ」という感覚になる方も多いと思います。ところが、単に「無理やり覚えろ」と言ってもなかなか覚えてくれない子供さんも多く、これだと「時間対効果」で言うと、非常に効率が悪いですよね。...
子供たちが「勉強ができるようになるにはどうしたらいいか」という話ですが、これ、実は結論が出ています。それは、単純に「子供たちに作業をやらせること」なんです。 例えば、塾で話題になったところで言うと「公文」さんは、世界的に評価を受けていますけれども、やっていることは「子供たち...