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  • markun5

作業が結果を左右する

更新日:2021年1月13日

 子供たちが「勉強ができるようになるにはどうしたらいいか」という話ですが、これ、実は結論が出ています。それは、単純に「子供たちに作業をやらせること」なんです。


 例えば、塾で話題になったところで言うと「公文」さんは、世界的に評価を受けていますけれども、やっていることは「子供たちに延々と問題を解かせる」ことが中心。公立の学校と提携が話題になった「花まる学習会」さんも、結局は、子供たちに問題を解かせることが中心なんです。

 手前味噌になりますが、自分の方も「説明~作業」の循環で、結果的に子供たちに作業をさせているというパターンなんです。


 そして、実は「ゆとり教育」より以前の学校の授業では、プリントやテストが多かったですよね。「あの先生、生徒にプリントをやらせているだけで楽をしている」なんていう悪口を言われたりしていたのですが、当時、まだガリ版でプリントを作っていたわけですから、準備に非常に労力がかかっていたんです。楽をしているなんてとんでもないっていう話です。そして、こうやって、子供たちに実際に作業をさせている分、学力も高めで安定していたんです。


 これが「ゆとり教育」に入ると、とにかく「話あおう」「考えてみよう」で、ひどい授業の例として、子供たちに相談ばかりさせて、1時間で計算問題を3つしかやっていない、なんていうのが話題になりました。これでは計算ができるようにならないのも当たり前で、当然のごとく、学力がドンドン低下していったわけです。


 ですから、この「ゆとり指導」と逆のことを考える。「ゆとり以前の勉強の仕方」を取り戻す。そういう事を考えていくと、子供たちの学力は高めに安定してくると思います。

 小中学生は特に「毎日、毎日、きちんと繰り返し、作業を行うこと」を中心に考えていくと、徐々に学力が向上してきますよ。

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