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集中顔って、どんな顔?

 自分の中学生・高校生時代に「おいしい顔って、どんな顔ゲーム」というのがありました。

 覚えている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、当時、雪印のマーガリン「ネオソフト」のCMで流れていた「おいしい顔ってどんな顔~?」という歌を歌いながら、最後の「ネオソフト」のタイミングで、みんなに「おいしい顔をしてみせる」というもの。それを順番にやっていって「ちょっと、それはおいしい顔ではないのでは?」という顔をした人が罰ゲーム、という内容です。

 もし、歌が分かるのであれば、お父さん、お母さん方だと、お酒の席の余興として、楽しんでもらえればいいのではないかと思います。


 さて、ここからが本題。

 「子供さんの集中しているときの顔って、見たことありますか?」

 よく「目が輝いている」なんていう表現がありますが、これは、子供たちが「何かに興味を持った時」や「楽しい思いをしている時」の顔であって「集中している時の顔」というのは、全く別物です。


 それで、この顔は、子供さんによって、千差万別。「怒ったような顔」をする子もいれば、ボーっと「眠そうな顔」をする子もいますし、ムスッと「ふてくされたような顔」の子もいますし、パッと目を見開いて「ビックリしたような顔」をする子もいます。


 それで、自分たちのような塾講師や家庭教師は「目が輝いている」なんていう「その場の楽しさだけでお終い」という顔よりも、この「集中顔をどれだけ長く見られるか」というところで勝負しているんです。もちろん、一人一人の集中顔を認識していて、その集中顔でない時には「理解できていないのではないか」とか「何かほかに気になることがあるのではないか」という判断をしていくんですね。もちろん、全員が集中顔で、ビシッとしているときが、授業もうまく行っている証拠で、常にそういう授業を心がけるわけですよ。


 ですから、お父さん、お母さんも、この「子供さんの集中して、物事に真剣に取り組んでいるときの顔」をしっかり覚えていてください。そして、勉強をしているときに、この「集中顔」になっているときは、グングン学力がついている、ということですから、その集中顔を見られるような家庭の環境づくりをしていってほしいと思います。

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