<どの学年でも割合変わらず>
桃山学院大学教授が大阪府の小学校児童953人を対象にした調査したところによると、鉛筆の持ち方が間違っている子は25.4%、箸の持ち方が間違っている子は33.8%で、学年が進んでもあまり割合が変わらないという結果が出た。これは、もし「学年が進むにしたがって正しい持ち方をしている子が増えているなら、自然に持ち方が正しくなる」という事になるが、今回の調査で分かるように「変わらない」という結果が出たということは、幼い頃に癖がついてしまうと、学年が進んでも変わらずそのままであるという事を意味している。したがって「鉛筆・箸の持ち方」は、幼い頃に親がしっかりと手を取って教えてあげなければ身に付かないという事を指していると考えていいだろう。
ちなみに、鉛筆の持ち方が悪い子の方が勉強中の姿勢が悪く、姿勢が悪いと視力が落ちるという結果も出ている。頭を机にベタッとつけて寝そべるようにして勉強している子、頭をノートにくっつくようにして勉強している子などは、お母さんから見ても「姿勢が悪い」と分かるはず。子供さんがこういう姿勢で勉強しているようなら、鉛筆の持ち方や姿勢についてよくみてあげて下さいね。
そして、これと同じように「そのうち自然に直ってくれるだろう」と親が思っていても、そういう事にならない場合って結構たくさんある。他にもこれと似たようなところをお母さんの方でいろいろ捜して、子供さんの教育に役立てて下さいね。
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