<災害は待ってくれません>
最近の子供たちがそうなのか、それとも釧路の子供たちに多いのか、そのあたりはハッキリしませんが、話をきちんと聞かず
「え? 何?」
「もう一回言って」
と、聞き直す子供たちが結構います。
そういうときに、自分は
「話をきちんと聞いて、1度で物事を出来るようにしなさい」
と、子供たちに注意します。そして、それと同時に
「なぜ、1度で物事を出来るようにすることが大事なのか、分かるかい?」
と聞いてみます。
すると、子供たちは、単に
「勉強を出来るようにするため」
とか、
「この先生、何度も同じ話をするのを面倒くさがっている」
と思うようなんですね。
そのときに、自分が話すのは「1回で物事を出来るようにする、というのは、緊急事態への備えなんだ」ということなんです。
近年、大規模な水害(津波・河川の氾濫)やそれに関する二次災害(土砂くずれ)などが増えています。もちろん、火災なども十分起こりえます。そのときに、自分の命を守るためには、周りの指示に従って、迅速に行動するということが大事になってきます。
当然、その際、話をきちんと聞かなかったり、騒いで話の妨害をしてしまうことは、自分だけではなく、周囲の人の命も奪いかねない行為になってしまうかも知れません。だから、注意されるわけです。
ですから、子供さんが「単に先生がめんどくさがっているだけじゃん」という感覚でいて、結果的にきちんと話を聞かないようになっているのであれば、その点は、直していかなければならないことだと思います。
もしも「うちの子、きちんと話が聞けてないようだな」と思ったら、お父さん・お母さんの方から、災害時のお話などをしてあげてください。
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