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markun5

話をきちんと聞いて「1回で出来るように」

<災害は待ってくれません>

 最近の子供たちがそうなのか、それとも釧路の子供たちに多いのか、そのあたりはハッキリしませんが、話をきちんと聞かず

「え? 何?」

「もう一回言って」

と、聞き直す子供たちが結構います。

 そういうときに、自分は

「話をきちんと聞いて、1度で物事を出来るようにしなさい」

と、子供たちに注意します。そして、それと同時に

「なぜ、1度で物事を出来るようにすることが大事なのか、分かるかい?」

と聞いてみます。

 すると、子供たちは、単に

「勉強を出来るようにするため」

とか、

「この先生、何度も同じ話をするのを面倒くさがっている」

と思うようなんですね。


 そのときに、自分が話すのは「1回で物事を出来るようにする、というのは、緊急事態への備えなんだ」ということなんです。


 近年、大規模な水害(津波・河川の氾濫)やそれに関する二次災害(土砂くずれ)などが増えています。もちろん、火災なども十分起こりえます。そのときに、自分の命を守るためには、周りの指示に従って、迅速に行動するということが大事になってきます。

 当然、その際、話をきちんと聞かなかったり、騒いで話の妨害をしてしまうことは、自分だけではなく、周囲の人の命も奪いかねない行為になってしまうかも知れません。だから、注意されるわけです。


 ですから、子供さんが「単に先生がめんどくさがっているだけじゃん」という感覚でいて、結果的にきちんと話を聞かないようになっているのであれば、その点は、直していかなければならないことだと思います。

 もしも「うちの子、きちんと話が聞けてないようだな」と思ったら、お父さん・お母さんの方から、災害時のお話などをしてあげてください。

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