<興味を持たせられたなら>
単に「おもしろかった〜」でお終いになるのか、それとも「本当に興味を持ったのか」は、その後の行動になって表れます。
例えば、勉強が分かった、となった場合、「本当に勉強に興味が持てた場合」は、子供達が、実際に「いろいろな問題に取り組む」というところまで行きます。今まで「嫌々ながらやっていた勉強」が、たとえ宿題という形で強制されたものであっても「前向きに取り組める」ようになってきます。
また、本当に興味を持った場合「もっと知りたい」という欲求が出てきますので、放っておいても、本を自分から読み始めます。
だから、よく言われる「子供達の目が輝いていた」系の評価をあてにしていてはいけません。その場限りで終わらせてもいけません。その次の行動につなげてあげることの方が、より重要なのです。よく「興味を持たせるような授業の展開をしている」などと言う教師や講師がいますが、それが本当かどうかは「単に授業が面白い」という子供達の言葉をあてにするのではなく、その後の行動につながっているかどうか、で評価しなければなりません。
ちなみに、うちの姪っ子が学芸会で宮沢賢治のお話を劇でやったときに、宮沢賢治の伝記を持っていってあげると 「あ、この本、先生が見ていたやつと同じだ。これって、中に何が書いてあるか、見たかったんだよね〜」 なんて言っていました。子供達って、こんなふうに思っているんです。
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