top of page
  • markun5

少年団に振り回されていませんか?

 これも2015年に書いた内容ですが、いまだに、こういうタイプの少年団が多いようです。実は、数年、ホッケーなどで話題にされていたのですが、以前は、全国の選抜メンバーには釧路からも多くが選ばれていたんですね。ところが、この記事を書いたあたりの数年は、完全に長野に抜かれてしまっていて、選抜メンバーに選ばれる選手が極端に少なくなっていました。

 ちなみに、長野では「週3回の練習」が基本で、釧路のように「学校が終わってから夜遅くまで毎日毎日ホッケー漬け」なんていうことはしていないんですよ。それで、結果は長野の方がいいわけですから、当然、指導者の質が問われていたんです。

 現在、少年団に振り回されていると感じているお父さん・お母さんは、一度、しっかり考えてみてください。


<「予定が未定」の少年団>

 学校の方が徐々に改善されてきているのに対し、子供達のスポーツ関係、特に「少年団」はどうでしょうか? こちらに入ってきている情報では「まだ、旧態依然」「無計画」なんていう話が入ってきています。  まず「その日になってみないと、練習をやるのかどうかが分からない」ってどうなんでしょう? 2月の予定が2月1日になってやっと連絡があるって、いったい・・・。おまけに練習もほとんど休み無し。他の習い事は一切出来ない、なんていうことも。


 さて、ここで自分が気になっているのが、以下の点。

1 以前はホッケーをやっていると、就職が有利になりましたが、今、どうなんでしょう? 以前は十條製紙さんが比較的良く見てくれたという話を聞いたのですが、今も同様なんでしょうか?   それと合わせて、例えばサッカーなど、高校卒業後の就職先ってどうなっているんでしょうね。自分が見ている範囲では、サッカーとフットサルを両方やっている子の場合、どちらかというと、サッカー漬けになっていて、勉強はあまりせず、比較的低学力の子が多いように感じているのですが。皆さんの周りではどうでしょう?


2 基本的には「疲れを抜くのも練習のうち」。特に成長期に当たっている小中学生の場合、スポーツ障害にならないように、きちんと休みを取るようにするはずなのですが、練習日程や練習内容などはどうでしょう? スポーツ障害になったとか、疲労骨折になったとか、そういう話は身の回りにないでしょうか?

 また、練習に行かないとレギュラーになれない、という風潮があって、休むに休めない状態にしている監督とか、いませんか? 


 これですね、例えば「プロを目指す」という感覚で、釧路で一番のチームの選抜に選ばれた、というなら、それはそれで構わないと思うんです。一生懸命取り組んでくれればいいと思います。

 ただ「そこまでは考えていない」という場合、もちろん、スポーツはやっておいた方がいいとは思いますが、やはり限度というものがあるんです。サッカーならサッカー、ホッケーならホッケーで「それ以外、何も出来ない」なんていう状況はさすがに変だと思いませんか? 

 また「うちはそこまでサッカー漬けにすることは考えていないんです」くらいに毅然と言えるお父さん・お母さんって、どのくらいいるんでしょう? 「もしも、そんなに練習漬けになるんだったら、ちゃんと計画を立てて進めてくれるチームに移ります」くらいに言ってもいいんじゃないでしょうか?

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

説明は一気に最後まで

子供にキチンと話を聞かせられるようになったら、次のステップは「よどみなく最後まで説明しきってしまう」こと。 例えば、お母さん方でも、経験があると思いますが、誰かと真剣に話をしていたとき、ちょっと電話が入ったのでそちらに出てから、もう一度、さっきの続きを・・・と思ったとたん、「どこまで、話しましたっけ?」と言いだし、結局、その後は、あまり話しに乗り気にならず、白けた感じで終わってしまったこと、ありま

計算は「正確に、速く」

計算は「速く正確に」と言う言葉をよく聞かされていたと思いますが、これは、非常に重要です。現在の子供たちは、「思考力を強化」などと言われ、時間に余裕を持たせられる事が多いせいか、計算のスピードが非常に遅くなってきています。 ところが、こういった単純作業のスピードアップはとても大切なことで、天才と言われた野口英世やアインシュタインなども、実験や計算のような作業の速さと正確さは、他の追随を許さなかったと

子供の雰囲気に左右されない

若手の先生にありがち(中にはベテランでも?)だと思うのですが、生徒が割と積極的で一生懸命やっているクラスでは「調子よく授業が出来る」けど、生徒が乗り気にならないクラスでは「授業があんまりパッとしない」ということになる傾向にあると思います。これは、裏を返せば単純に「子供の雰囲気に流されている」状況であると判断しましょう。 これが指導力がしっかりしている先生になると、生徒の状況に関わらず「きっちりした

記事: Blog2_Post
bottom of page