これも一般的なお父さん・お母さんにありがちなのですが、小学生のときには、子供さんの成長が嬉しいものですから、テストなどでいい点数を取ってきたり、漢字検定などに、きちんと合格してきたりすると、ついつい「うちの子、それなりに出来る」から、大学進学なども普通にできるのではないか、と考えてしまうものです。
でも、冷静によく考えてみてください。
小学生の子供さんのテストなら、お父さん・お母さんが見ても、すぐに答えが分かるようなレベルですし、漢字検定と言ったところで、普通の人が普通に読み書きできる漢字レベルなんです。ちょっと厳しい言い方になりますが、要するに「誰でも出来る事が出来ているだけ」なんです。
逆のケースで考えると「中学受験」を目指して勉強している子供さんなら、そこでのテストの問題は、お父さん・お母さんが、すぐに答えが分かる、というレベルのものではないでしょう。そして、そういう子が、将来的に「難関校」を目指していくわけです。
大学進学などを考えたときに、明らかに「小学校で勉強しているレベル」が違いますよね。
さらに、小学校で「それなりに出来ている」と思っていた所で、中学校に入った途端、通知表のレベルでオール3だったり、もしくは、それなりに通知表結果が良かったとしても、学校の基準から外れたテスト(学力テストや塾で実施している全道・全国レベルのテスト)では、全く歯が立たなかったりしていて、結果的に「小学校のとき思い描いていた状況から、ドンドン、進学レベルを下げていってしまう」という状況が起きるんです。
ですから、小学校の段階で「うちの子、それなりに出来ているから~」とは思わないでください。むしろ「そのくらい出来て当たり前~出来ていなかったら、逆にまずい」くらいの感覚でいいと思いますし、進学の事を考えて大事になるのは、中学校以降の勉強内容だと思っていてください。
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