これも、2013年に書いた内容です。
勉強の目安などが分からないという方は、例えば、例に挙げている「時間の基準」などを参考に、家庭学習の目安を考えていくのもいいと思います。
<勉強習慣は、やはり小学校のうちに>
こちらに入っている情報では、ある小学校では、家庭学習時間を「学年×10分」を目安にして、小学校1年生で「10分学習」という名称で家庭学習を行うように指導していたり、小学校2年生の段階で、きちんと「毎週、日記を提出」という事を行っているようです。皆さんのところではどうですか?
さて、学習時間の目安についても、上記にあるように「学年×10分」で、小学校1年生だと1×10=10分、小学校2年生だと2×10=20分という目安になっていたり、また、「(学年+1)×10分」として、小学校1年生で20分、小学校2年生で30分になっているところもあります。また別のところでは、「学年×15分」にしていたりと、学校によって、いろいろな設定方法があるようです。
で、問題は、小学校の高学年なのですが、例えば小学校6年生の場合、一番少ない方法で計算しても最低毎日「60分」、多い方法で計算すると毎日「90分」となるのですが、これだけの時間勉強している子って、いるでしょうか?
大抵は「思いついたとき」や「学校の宿題が出たとき」「何かのテストを受けるとき」にやるだけとなっているところが多いと思いますがどうでしょうか?
「時間を決めてコンスタントに勉強を進めている」という子は、かなり少ないと思います。中には小学校6年間、学校からの宿題も満足に出たことがなく、未だにまともに勉強していた姿を見たことがない、なんていう場合も。
そして、コンスタントに勉強したことがない、という子は、大抵、付け焼き刃でその場を過ごせば大丈夫、と思っている子が多く、仮に何らかの宿題が出たとしても、休みの日に一気に終わらせてしまえば良い、と高をくくってしまい、実際に一気に宿題をこなそうと思ったら、非常に大変な思いをしてしまう〜ここから、少し宿題を出しただけでも「宿題が多い」とか「こんなに出来ない」という発想になってしまいがちです。
それとは、逆に「私立中学受験」を考えている子になると、小学校6年生では、当然「60分」なんていう勉強時間では到底足りず、2時間、3時間を平気でこなしていかなければなりません。ここで、学力の2極化〜勉強する子としない子の学力差が大きくなってしまう〜が起きてしまいますね。
で、ここで言いたいのは、私立受験のレベルまでは、まだ到達しなくてもいいですが、少なくても「学年×10分」目安の家庭学習量は、こなしておかないとならない、ということなんです。この家庭学習量は、特別なところに進学を考えている訳ではなく、普通に高校を卒業して、普通に就職する、と考えた場合の目安の時間、と考えてください。指導要領が変わった今の学習内容を考えたときに、やはりその程度はこなしておかないと、小学校の勉強内容をきちんと身につけられない、と考えておいた方がいいと思います。
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