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学力向上には「先生の姿勢」が大事

<黒板の前に立っている姿が子供たちの学力を左右する>

 ここで言う「姿勢」とは、文字通り「立っている姿」のことです。前に「中学校に入ってから、子供たちの数学の学力がドンドン落ちていく」ということを書きましたが、これ、実は、数学に限らず、どの科目もそうなんですね。そこで、ここでは、先生が黒板の前に立つときの基本について、お話しようと思います。


 学習塾では、授業の研修で一番最初にやるのは、この「黒板の前に立つ姿勢」なんです。どこの学習塾でもやっているとは限りませんが、少なくても自分が「後輩の指導」を行うときや「学生アルバイト」を指導するときには、まず最初にそこを教えていました。

 その中の基本は、

1 教卓に手をつかない

2 黒板の字と被らない

3 黒板に寄りかからない

など、要するに「だらしなく見えないようにする」ということを中心に指導していきました。


 たぶん、お父さん・お母さん方も記憶にあると思うのですが、例えば、教卓のところに座ったまま、教科書を読んでいるだけの先生の授業って、全然つまらなかったと感じていたのではないかと思うんですね。それと同様に、教卓に手を突っ張って、下向き加減に、ただ、しゃべているだけの先生の授業も、全然つまらなかったと思うんです。ハッキリ言って、そんな先生に当たったら、勉強のやる気が0ですよね。そして、そんな風に子供たちが感じてしまったら、学力なんか絶対上がらないことになりますね。

 ですから、生徒の前で、ずっと座りこんでいたり、どこかに手をついてだらしない恰好をしたりするのは、授業の禁止事項なんですよ。


 さて、それで、参観日などで見に行くと、先生も緊張しているせいか、割とまともにやっているようなんですが、日頃はどうなのか、ということですね。これ、子供たちに様子を聞いてみてください。

 というのは、これだけ、中学校の学力が上がっていかないのは、こうした「どの先生もできていなければならない、基本中の基本ができていないから」ではないかと思うからなんです。どこかで、大きな何かが欠けていると思いますよ。

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