これも2020年に書いた内容です。
<良い先生はここが違う>
授業の中で記憶力を伸ばしているかどうか、という点に関しては、簡単に確認することが出来ます。授業の最後に「きちんとした形でテスト」をすると分かるんです。 「はい、テストするよ」 と言った段階で 「え〜」 と生徒がブーイングが出てきたら、その段階で、すでに授業はダメです。
最初から「子供達はテストが嫌いなもの」と決めつけて、ブーイングが出るのは当たり前と思っている先生は反省しなきゃなりません。というのは、その日の授業で、子供達にしっかりと授業内容を身につけさせていると、生徒の方も 「今日は、テストをやっても良い点数が取れるかも知れない」 という感覚になり、テストに関して積極的になってくるんです。「よっしゃ〜、今日は満点取ってやるぞ〜」くらいの事を言ってくるような生徒があちこちから出てくるんですよ。
また、実際に満点を取ったときに「やったー」と喜ぶ生徒もいる訳で、だったら「最初から生徒が満点取れるような授業をしろよ」という話なんです。そして、これが、以前書いた「結果の楽しさ」につながって行くんです。
こういう事を実際に実践している先生もいて、その学校では、その先生が教えている社会科は、生徒が全体的に「得意」と思っていますし、学力テストの平均点でも「入試があって、学力上位者が集まる学校」を「市立の普通の学校」が抜いたという現象が起きました。 本当に学力をつけているというのは、こういう事だと思いますよ。
いくら「楽しい授業をしています」と言ったところで、子供たちがテストを嫌がるようだと、それは「何も身についていない授業」と思ってくださいね。
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