これも2015年に書いた内容です。
<ニュースZEROで>
ニュースの特集で「子供の貧困」についての話が出ていました。少し前までは7人に1人という話でしたが、今では6人に1人という割合になっていて、急激に増加していますね。 ただ、この「子供の貧困」、本来はこういう言い方では無いような気がします。というのは、子供には責任はない訳で、「貧困家庭に生まれてしまった」ため、辛い思いをしているということだからです。ですから、本来ならば「子育てをしている親の貧困」の問題だと思うんですね。それは「離婚」の問題だったり、親がきちんとした職業に就けているかどうかの問題であったりする、と考えた方がいいと思うんです。
さて、この「親の世代」。どういう世代かと言うと、今、30代前半〜20代後半というのは、いわゆる「ジベタリアン世代」〜「17才の犯罪世代」。一時問題になった「コンビニの前に平気で座り込んで携帯をいじっていた高校生」というあたりから、例の少年Aの世代になるわけです。いわゆる「ゆとり導入後、社会に出た子供達がどうなっていったか」を如実に語る事例になっていると思ってくれればいいわけですね。
こういう状況、実は、今まで日本に無かった訳ではありません。終戦後から高度経済成長に向かう中、親が貧しい中で育っていった子供達はいったい何をしたか、というと、それこそ「学問」なんです。貧困を打開するため、一生懸命勉強を頑張って〜そして、経済成長の後押しを受けて、日本は豊かな国になっていったんです。ということは、すなわち、貧困から子供達を救う一番の方法は「勉強」なんです。逆に言うと、勉強から目をそらして「良い社会を作ろう」なんていう事は無理だ、と思っていた方がいい。 しっかり勉強させて、社会に出てから何不自由無く暮らせるように、今のうちから、しっかり勉強させてください。ちなみに「ゆとり」は今の高校1年生まで続いています。ですから、この子達が将来貧困にならないように、特に高校生以上の子供さんには、勉強をしっかりやらせて行って下さい。
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