「こんなの学校でやっていないから、やらなくていい」
「こんな難しい問題は、出来ないのが当たり前」
こういう発言、子供さんから聞いたことはないですか?
実は、釧路の場合、他地域に比べて、こういう発言を聞く頻度が高いと思います。自分は、学習塾時代、北見から転勤で釧路に来たんです。そして、北見ではこういう発言をほとんど聞かなかったのですが、釧路では、ほぼ全員がこういう発言をしていたんですね。
それで、この原因を考えたときに「みんなが同じようなことを言う」ということは、みんなが集団でいるときに、こういう発言を聞く機会が多いのではないか、ということなんですね。となると、可能性として一番高いのは、学校の先生が、こういう心無い発言を始終しているのではないか、ということなんです。
例えば、学校の先生が生徒に向かって、
「ここはテストに出ないから勉強しなくていいです」
「この問題は難しいから、できなくても構いません」
「学力テストは、成績に関係ないから、特に勉強する必要はありません」
というように、勉強から遠ざかってしまう発言を平気でしているというケース。
誰でも出来るような内容ができたくらいで、
「わあ、すごい、素晴らしい」
「天才じゃないか~」
と、低いレベルでおだててしまい、そこで、満足させてしまっているケース。
「どうせ、お前たち、勉強したって、できないよな」
「こうやって、やり方を教えたところで、お前たち、計算ができないから、結局、答えをだせないよな」
「ここの内容は、テストに出してもどうせできないから、テストには出さないぞ」
と子供たちをくさして「出来ない」ということを子供たちの意識に刷り込んでしまうケース。
保護者の方から、聞いた話だと、こういうケースが結構、多いようです。
でも、こういう話を聞いていると、どうしても、子供たちの勉強に向かう意識が下方に流れてしまうんですよ。
ですから、周りの大人の発言と言うのは、非常に大事なんです。少なくても、子供たちが上を目指そうと頑張るような言い方に切り替えていかないと、結局、損をするのは「子供たち」ということになるんですね。
子供さんが、こういう発言を繰り返すようであれば、学校の先生がどういう事を言っているか、念のため、確認してみてください。
Comments