これも2018年に書いた内容です。
釧路の場合、湖陵の理数科を除いた、ほとんどの高校は、このように考えて大丈夫です。
<大抵の子は大丈夫です>
これは、自分が受け持っていたり、進路について相談を受けたりした人で、経験のある方がいらっしゃると思いますが、自分が家庭教師を引き受ける際に必ず確認するのは子供さんの学力状況で、もしも、学力があって、そのままでも充分、志望校に受かるという場合は、 「塾に通ったり、家庭教師をつけたりしなくても、自分で今のペースでちゃんと勉強していけば受かりますよ」 という話をします。
要するに、余計な費用はかけないで、その分で参考書や問題集などを買って自力で勉強していった方がいいですよ、ということですね。ただ、合否に関しては不安感もあるので、結局「家庭教師を引き受ける」というケースになることも多いのですが、この状況で自分が受け持つ場合は「一つ上のレベルの高校を目指すつもりで行きましょう」ということで受け持っていきます。結果として、上の高校にいく子もいますし、もちろん、学力が高くなると推薦をとりやすくなるので、元々の志望校を推薦で受ける、という形になります。自分の進学実績で、推薦の子は、ほとんど、このケースです。
ですから、自分の場合、目標としているところに対して、学力を満たない子を受け持って、しっかり勉強させて受からせていくというスタイルです。
ところが、塾によっては「元々受かる子が受かって、学力が足りない子が受からない」という状況になってしまっているところがあります。要するに、学力が何もついていない、ということですね。また、塾に通っていても、中1・2のときは、それなりの成績だったけど、中3になって、周りが少し勉強し出すと、だんだん成績が落ち込んで来る、なんていうケースも、実は、結構多いのですが、これは、中1・2のときに、何も学力がつかずに遊び半分のような状況になっていると考えた方がいいと思います。
それで、これはかなり前に書いたのですが、学習塾の場合、普通は「江南に行きたい」と言って塾に来た子でも、しっかり勉強させて、湖陵に行けるようにして、湖陵の実績を上げる、って考えるんですよ。ところが、ダメ塾の場合、江南に行きたいと言って塾に来て、その子が、そのままでも江南に受かっていくだろうと思われる場合は、これで江南の実績が稼げる、くらいに考えてホクホクしちゃってるんです。要するに、子供達を鍛えて、学力をつけて上に行かせてあげようというふうには、考えていないようなんです。ですから、そんまんま、なんですよ。そして、もっと言うと、自分できちんと教えなくても、生徒が勝手に勉強して勝手に受かっていってくれると、もっと嬉しい、くらいに考えているようなんですね。
それで、今、塾の春期講習会に通っている方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、普通は、講習会の最後にテストを受けると思います。そのテストで、今までどこにも塾に通っていなかった子の合格判定が、例えば、北海道学力コンクールで98%とか、そんなふうになっているなら、通う必要は無いです。
そして、もっと言うと、釧路の場合、ほとんどの高校は、倍率が1.1倍とか1.2倍とかですから、模試のデータの受験者平均を超えていたら、あとは、自力できちんと勉強していくだけで、受かっていきますよ。思った以上に、そのままで受かっていく子って多いですから。
実は、過去にも、それから、昨年でも合格可能性98%で不合格になった子、というのはいるのですが、そう言うケースの場合、その塾の模試の採点基準が甘かったとか、もっと酷いところは、模試のテスト中に生徒に目配せなどをして「ここが違っている」ということを示唆している講師がいたりするんです。
結局、それは「塾が不合格にした」と同義ですよね。
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