これは2013年の、ちょうど2学期の通知表が出る直前に書いた内容です。
ちょうど、全国学力テストの平均点が公表されて、やはり「釧路の中学校はダメだった」という結果です。
当時は、学力の低い(学力テストの平均点が低い)学校の子供たちの通知表が高めについてしまっているというのが実情で、絶対評価にした意味が全くなくなっていました。
学校の学力テストの平均点は、塾の方で手に入れられますから、あとは、通知表平均と照らし合わせるだけで、絶対評価に見合わない通知表の付け方をしている学校が分かるわけです。
ですから、現時点でやっても良いわけで、もしも、教育委員会でしっかり各学校の指導ができないということならば、公開しなさい、ということです。
<学校間で不公平は無いのか?>
学校の関係で「情報を公開せよ」というと、すぐに思い浮かぶのが「全国学力テスト結果の公表」だと思いますが、実は、自分は、それよりも先に公表してもらいたいものがあります。それは「各中学校の通知表平均」。通知表結果は高校入試に直結しますし、ここで「ある中学校は学力が低くても内申が高くつくのに、別の中学校は学力が高くても内申が低くつく」なんていう事になった場合、通っている学校によって行ける高校が変わってくるわけです。
例えば、学力テストの点数が一桁の子に、1がついている場合もあれば、3がついている場合もあって、これって完全に不公平ではないでしょうか。宿題でもノート提出でもまじめにやっている所とそうでない所があって、実は、まじめにやっている所の方が厳しくついていたりします。そして、もっと気になるのが芸能科目。きちんとまじめにやっていても3だったり、授業中うるさいよ、と生徒が言っているところで5が乱発されていたり、ここもメスを入れなければならないところだと思います。
そして、情報の集約も実は非常に簡単です。なぜならば、高校入試の際に、中学校が内申を集約し、各高校に提出することになっていますから、教育委員会はそれを集約するだけなんです。当然、生徒の状況に合わせて評価をしているだけですから、これで過度な競争などはあり得ませんし、市教委も高校入試に不公平が無いように指導しているはずですから、それがどのようになっているか、きちんと公開して知らせるべきでしょう。少なくても、通知表平均は個人情報でも何でもありません。
さらに、学力テストの平均点が60点満点の18点未満だと当然3割未満の得点ですから通知表平均は1〜2程度に落ち着くはずで、間違っても3を超えるなんて事はあり得ないでしょうし、この状況で定期テストの平均が異常に高いということになると、その定期テスト自体に問題がある、ということが分かります。 当然、学校側からは反対という声があがるでしょうが、何でも隠蔽して誤魔化そうとするような事はさせられませんから、きちんと公開に踏み切るべきだと思います。
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