top of page
  • markun5

古文に出てくる勉強法の話

 今回も2020年に書いた内容です。今回は、本居宣長の「うい山ぶみ」の中の一節。日本人って、昔から勉強の話を書いていたんですね。興味のある方は是非、原文も読んでみてください。


<本居宣長さんもこう言っています>

 要するに、学問というのは長い期間、頑張って一生懸命続けることが大事なのであって、勉強法なんて言うものはどんな方法であってもいいのだから、そんなことは気にする必要はありません。どんなに勉強法が良くても、サボっていては全く効果が無いものなんです。  また、頭がいい人と悪い人では、その結果は大きく違ってくるけれども、頭がいい・悪いは生まれつきなんだからどうしようもありません。だけど、大抵は、頭が悪いと言われている人でも、サボらず一生懸命勉強を続ければ、勉強した分の効果は必ずあるものです。  また、勉強を始めたのが遅い人でも、一生懸命頑張れば、思った以上の結果を残したりするものです。時間が無いと言う人でも、思った以上に、時間がある人よりも結果を出したりします。  だから、頭が悪いからとか、今更勉強しても遅いとか、時間がないとか、そういう理由で諦めてしまって、勉強を止めてしまうことの無いようにしてください。とにかく、一生懸命に頑張れば、結果が出てくるものと考えること。全てに於いて、諦めてしまうことが、勉強にとって一番、ダメなことなんです。

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

子供の雰囲気に左右されない

若手の先生にありがち(中にはベテランでも?)だと思うのですが、生徒が割と積極的で一生懸命やっているクラスでは「調子よく授業が出来る」けど、生徒が乗り気にならないクラスでは「授業があんまりパッとしない」ということになる傾向にあると思います。これは、裏を返せば単純に「子供の雰囲気に流されている」状況であると判断しましょう。 これが指導力がしっかりしている先生になると、生徒の状況に関わらず「きっちりした

不正確な知識やうろ覚えは、マイナス効果

中2辺りから顕著になってきますが「不正確な知識」や「うろ覚え」で、なんとかそれまでのテストをこなしていた子は、途中から急に理解不能になり、自信をなくしたり勉強から離れて行ってしまいます。 理由は、英語だと「接続詞」「不定詞」「動名詞」などで、一つの文章が長めになり、文法力がしっかりしている子でなければ対応出来なくなるため。 数学だと理由をつけて説明する「証明」で、その理由に当たる部分が不正確な知識

計算ミスは3%以内に

算数・数学で思考力が身につかない原因の一つは「計算ミス」。一見「思考力」とは関係ないように思えますが、「なぜ、これが思考力アップの妨げになっているか」というと、答えを間違えた場合「文章の読み取りで間違えた」のか「単に計算を間違えたのか」の確認をきちんとしない子になっていくからです。 そして、自分の経験上、この境目となるのが「分母が20以下の真分数、または小数第1位までの2桁の小数で、2数・ないし3

記事: Blog2_Post
bottom of page