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  • markun5

勉強中に「寝る子」

脳の機能の問題!?

 学力の低い子には、ちょっと変わった共通点があります。それは、勉強中に寝てしまうということ。  ちょっと考えられない、と言う人もいるかと思いますが、家庭教師のようなマンツーマンでやっていても、少し考えさせただけで、すぐに、脳の機能が低下するんでしょうか、まぶたが自然に落ちてきます。そして、たぶん、今まで学校でも、分からないところが出てきたら、寝て誤魔化しているうちに、自然にそういう習慣がついてしまっているのではないか、と思うのです。


 それで、自分、実は必殺技で、授業道具の中に「ブドウ糖」を常備しています。

 よく「疲れたときに甘いものを摂るといい」といいますが、自分はチョコレートのようなお菓子ではなく、ガリガリとかじって、すぐに飲み込み、頭の機能回復に速攻性がある「ブドウ糖」にしています。薬局などで、普通の飴くらいの値段で売っていますから、もし、子供さんの勉強状況が気になる、と言う人は、やってみてください。


 それで、実際の効果としては、いつもはすぐに寝てしまう子が、寝なくてもすむくらいになることがあります。要するに、本当に寝不足で「眠い」というときにはダメですが、物事を考えているうちに頭がボーっとしてくる、というような状況のときには効果があるようです。それで、自分は、こういう状況のときには「単に、脳の血糖値が下がっている」のではないか、と考えるようになりました。

 ですから、学力が低くて寝てしまう子、というのは、単に「集中力が無い」というだけの問題ではなく、脳の機能的な問題を抱えているのかも知れません。「酸素不足」とか「糖分不足」とか。


 ただし、この「ブドウ糖」の投入は、本当にギリギリの状態のときだけです。

 というのは「ブドウ糖が無ければ勉強できない」というおかしな習慣になってしまうと、これもまた問題ですから、習慣にならないように、その場の応急処置的な方法で使っています。

 それから、甘いものがいい、ということで、飴やチョコレートを用意している家庭もありますが、基本的に「口を動かしたままだと、集中力がつきません」から、かえって逆効果になっているところがあります。ものを食べながらの勉強は身にならない、と思って、もしも、何か食べる場合は、きちんと休憩を取ってその時間内に食べてください。

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