top of page
markun5

勉強しなくても出来るのが賢い!?

<いつまでも低レベル>

 前の記事とのつながりですが、実は、ちょっとおかしな感覚が蔓延しているのも事実です。それは「勉強を一生懸命やってできるより、勉強しないで出来る方が頭がいい」っていう感覚なんですね。それはそうかも知れないですが、ただ、その「出来るレベルが低すぎ」なんです。


 例えば、中3の受験生で、小学校4年生の計算問題が、全問正解だったら「よっしゃー」って大声上げるんですよ。受験生って、そういうレベルじゃないでしょ。


 だから、普通の子が勉強をきちんとして、サッと出来るような問題に、やたらと時間をかけて、それでやっと出来た〜、という状況で「自分は頭がいい」って思ってしまうんですね。でもね、どうせ頭を使うのなら、もっと上のレベルでやってくれ、と思います。

 そのため、簡単な問題でも「難しい」と言い出したり、ダラダラ時間がかかってしまったり、それでも、自分は上位校に行ける実力があると思ってしまったり、ちょっと頑張ったら、すぐ国立大学へ行けると思ってしまったり。  正直、世の中、そんなに甘くは無いですよね。


 ですから、勘違いしている方のため、基準をお話しておきますが「勉強しなくても出来るやつ」って言うのは、勉強しなくても毎度学年1位をとってくる子です。勉強しなくても「そこそこ上位にいる」とか「平均くらいは取れる」というのは、全然出来ない子と思ってください。だって、学力テストの学校平均などは、赤点の一歩手前くらいの点数なんですから。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

不要な「消しゴム」の使い方に注意

授業中、消しゴムを使いすぎる子が目につくことがあります。そして、そういう子は概して学力が高くありません。そのため、この「消しゴムの使い方」に対していろいろコメントしている先生もいますが、本来、問われなければならないのは「使い方」それ自体ではなく「なぜ、そういう消しゴムの使い...

「勉強」とは、そもそも何をすること?

「勉強」とは、簡単に言うと 「知識を身につける」と 「今まで出来なかった物を出来るようにする」という行為。  だから、これに反する事をしていると学力は伸びませんよね。  例えば、他人の宿題の答えを写してお終いにしていたり、黒板に書いている字をただ写しているだけで、...

作業効率を上げる

計算などの「解き方が決まっていて、それにしたがって手順を踏めば答えが出てくる」といった内容や社会の一問一答形式の「単純に覚えたものを答える」という内容のものは、正確に速く解いていくことが一つの目標になると思います。したがって、目標となるのは「速い」ことと「正確」なこと。...

Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page