これも2014年の内容で、この頃から「脱ゆとり教育」の方向に向かっていたせいか、テレビの番組でも「クイズもの」や「漢字検定に挑戦」といった内容のものが増え始めていた時期です。
その頃のテレビ番組から。
<テレビでもいた〜>
テレビ朝日の夜の番組「ミになる図書館」で舞祭組の二階堂君が日本語検定5級に挑戦。漢字の読み書きが相当危なくて、塾の先生から宿題でプリントを渡されて、でも「忙しい」という理由で10枚のプリントを2枚半くらいしか手を着けず、塾の先生に怒られて〜というより呆れられていたのかな?〜いました。 「合格する」と口では言っていても、実力は全然ない。おまけに「やることはやらず」。これじゃ、どうしようもないんですよね。
怒られた二階堂君は、気持ちを切り替え、必死になって勉強し、日本語検定5級の模擬試験では合格ラインに達しましたが、「やらなきゃならない時にやらない子」は、こうやって、どこかで気持ちを入れ替えないと、そのままダラダラいってしまいます。どこかで一念発起しないと。
釧路だと、こういうタイプの子、多いと思いますが、皆さんのところでは大丈夫ですか?
そして、後日。 前述の二階堂君、結局、本試験では不合格。残念な結果に終わってしまいました。番組の中では、番組初の不合格者ということで、非難されていましたが。
実際のところ、どこまでがテレビの台本通りなのかは良く分かりませんが、ただ、こうやって不合格〜実力がついて行かない子、というのは、釧路でも結構多いと思います。
釧路の場合だと、 1 結局、気持ちが切り替わらないでダラダラと最後まで行ってしまう子。 2 易しいテストで、テスト直前の雑な勉強でも点数が取れてしまうので、自分に実力があると、ずっと勘違いしたまま入試を迎える子。
自分が一番まずい、と思っているのは、2番の方で、簡単な定期テストで、テスト直前にちょっと勉強をやって、思った以上に点数が取れてしまう、というパターン。こういう子って、本番で油断して、結局、うまく行かないんです。
いわゆる「大した勉強しなくても志望校に受かる」というケースは、そもそも「勉強しなくても、志望校に受かるだけの実力がある」という子です。実力がないのに、そういう「実力のある子」と自分が同等と思いこんでいると、最終的に結果が伴わない、ということですね。
特に、学校の定期テストと学力テストのギャップが大きい中学校に通っている生徒は、この傾向が強いんですね。自分が「定期テストと学力テストの難易度を考えてください」と言っているのは、この部分なんです。易しいテストでいくら点数を取れたところで、それは、入試には役に立ちません。実際の過去の入試問題を解いたり、北海道学力コンクールのような全道規模の模試を受けたりして、自分の実力を把握しながら、入試に対応した学力をつけていかなければならないんですね。
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