<今度は、難問を見てみよう>
私立難関中学の入試問題です。 「六角形において、となり合う辺のなす角はすべて120度で、1つおきにとった3辺の長さは1cm、2cm、3cmで、ある続いた3辺の長さの和は12cmです。このような六角形は2つできますが、(大きい方の六角形の面積):(小さい方の六角形の面積)は何対何ですか」
これ、灘中の問題です。ちなみに答えは130対67。ただ、おそらく、大抵の人は、問題を読んでも何を言っているか分からない、なんていうことになっているんじゃないでしょうか。
よく高校の問題で「何を言っているのか分からない」ので、問題を解けないという話が出てくる事がありますが、実は、その状態、小学校の算数の段階で始まっているんですね。
そして、思考力の柔軟性というのは、中学生の数学より、むしろ「小学校の算数にある」と自分は考えています。上記の問題ほどで無くても、やはり、小学校の段階である程度、難問に目を向ける経験をしておかないと、後々、高校に行ってから、分からない症候群が出て来るんだろうと思いますね。
ということで、これから大学を目指そう、と思っている人は、特に算数の難問に親しんでおきましょう。小学校のときに扱う問題が易しいものでしかないと、結局、大学入試ではセンター試験でアップアップの状態になると思います。もちろん、二次試験のある大学では、そのレベルに対応できないということにもなってきます。
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