今回も2014年に書いた内容です。
当時の教育に対して、おかしな話を吹聴する者を批判している内容です。やや政治向き。
<これってどうなの?>
全国学力テストの結果公表について、いくつか書いてきましたが、結局「普通に考えたらおかしいんじゃないの?」ということがまかり通って来たため、何が正しい事なのかが良くわからない、という状況になっているのではないか、と考えています。
おそらく民主・社民あたりは、理数系の感覚が非常に弱い人たちの集まりなんだろうな、と思います。民主党政権時代、経済を扱える人間が全然いなくて、結局、当時自民党だった与謝野さんにお願いしなければならない羽目になっていることを見ても明白なんですね。そして、理数系が弱いと、論理だった話が出来ません。結果、感情論に向かってしまい、政権政党のあら探しで、国民の感情に訴えるという方法が主流になるんです。
そして、この政党の支持母体が日教組であり、北教組であるわけですよ。だから、教育にも、全く論理的ではない、感情論が横行しているんですね。
そうなると、まず、数字で出されるものを嫌がります。テストの平均点などが、まさにそれに当たります。こういうものを避けて、子供達の「目が輝いていた」とか、そういう抽象的な表現に寄って行くんですよ。推進計画の目標もそう。学力テストの平均点について述べているのは千葉教育長の話の中だけ。本来なら、各設問毎に分析がなされ、次回のテストでこの点を改善する〜正答率を何%以上にする〜というような目標が立てられるはずなんですが、それがない。
数値で表す事が出来る目標も、現場の教育状況に沿った内容になると「分かりやすい」とか、そういった「主観」でどうにでもなるようなものがメインになっているんです。でもね、本当に分かりやすくなったら「平均点は上がる」でしょ。だったら、客観的な数値の「テストの点数」を直接目標にしてしまえばいいのに、そうじゃない方を採用しているんですね。
学級編成については、ただ単に少人数にしても成果は出ないとハッキリ研究で述べられているのに、未だに「少人数制にせよ」ですよ。ちなみに、少子化で、一クラスの人数が大幅に減っているにも関わらず、釧路は成果が出ていないでしょ。少人数で成果が出ているというデータは、自分が知っている限りでは、存在しません。
という感じで、客観的根拠に欠けるおかしな主張のオンパレードですよ。それが、今の北海道〜釧路の状況なんです。未だに点数を公表すると「過度な競争につながる」とか言ってるし。酷いのになると「学校と家庭が対立」するんだそうだ。どうして? と聞いても論拠はないでしょう。過去にそんなことになった話、聞いたことがない。
某知事が騒いだのも「教える事をきちんと教えろ」と言っているだけ。「無理矢理1位をとれ」なんて言っていない〜競争にすらつながっていないんですよ。そういう事をはき違えて、自分たちの都合の良いように解釈するのが、今の教育状況なんです。 いい加減にして欲しいですよね。
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