これも2014年に書いた内容です。「学力保障」に反対する人たちは、この人たちですから、団体名を覚えておいて、今後出てきたときに「ああ、この人たちか」とすぐに分かるようにしておいてくださいね。
<釧路新聞より>
新聞記事には基礎学力保障条例に反対している団体名が載っていました。その団体名は
北海道教職員組合(北教組) 民主教育をすすめる釧路住民会議 根室管内 民主教育をすすめる住民会議
これを見るとビックリですね。そして、面白いですね。学校の先生が「学力保障をしない」と言っているんですね。さすが北教組。「民主教育をすすめる〜」という団体は、政治的に言うと民主党・共産党系の人たちです。退職教員が役員をやっていたりします。
新聞記事では「条例は、点数偏重主義になる」なんて言って、一般のお父さん・お母さんへの受けを狙っているんですが、条例は本当はそういう意味ではないですし、北教組やその他の人たちもそれは分かっているはず、ただ、自分たちに都合の悪い物なので、あり得ない理由をつけて反対しているだけなんです。
実際、学力保障条例がなぜ出来たか、という本当の意味が分かれば、この団体の主張している真の狙いも分かると思いますので、ここではその解説をします。
実は、釧路では
・教科書内容を端折ったり、すっ飛ばしたりして、子供達にきちんと授業をしていない教師がいる。場合によっては、掛け算の九九すらきちんと教えていない。 ・漢字の練習も「家で勝手にやって来い」でプリントを配ってお終いという手抜き授業が横行している。 ・子供が出来なくて困っていても、理由をつけてそういう子を放ったままにしている。
という実態があって、この状況を教育委員会も全く把握してなかった(もしくは見て見ぬ振りをしているのかな?)ということだったんですね。
そして、いざ学力テストをやってみると、当然、身についているはずのものが全く身についていない。前にお話したことがありますが「6センチメートルの3倍が18センチメートル」と計算できる子が全体の半分くらいしかいないわけですよ。ローマ字だってそう。漢字に至っては、中学生になっても小学校3年生の漢字で四苦八苦。ね、いくら何でもここまで酷い手抜きは見たことないでしょう?
それで、基礎学力保障条例というのは「こんなとんでもない手抜きをするな!」という条例なんですよ。「教科書内容はきちんと教えなさい」「教育委員会は、こういう手抜きが無いか、きちんと把握しなさい」ということ。早い話、義務教育として当たり前ですよね。
そして、手抜きが無いかどうかをチェックするのに一番手っ取り早い方法が「テストできちんと点数を取れているかどうか」を見る、という話なんです。
さ、ということは、結局、彼らの言いたいことが分かってきましたね〜。 要するに「今まで通り、授業は手抜きでいいでしょ、どうせ子供相手なんだし」。北教組に至っては「授業の準備が忙しくなるとヤミ専従ができなくなっちゃうよ」という意図もあるのではないでしょうか。そして、今までテストの結果を公開しようとすると「過度な競争になる」と猛反対。なんのことはない、点数がバレると自分たちがいかに手抜きをしているかがバレるから反対なんですよ。ですから、今回、条例で点数の事に触れている部分があるのですが、即、猛反対ですよ。それも、実際に書いてある内容をひね曲げて、自分たちの主張の都合の良いように扱ってまで反対するんですね。
もう一点、お話しておきたいのは、実は北海道では学力保障に関する意識が高まって来ているんです。日高では、釧路と同様「教育を考える会」ができました。教育文化研究所という保守系の団体も北海道に入ってきたんです。主任手当についても道教委から突っぱねられました。ですから、今まで、安穏としていた北教組が危なくなってきているんですね。
で、これ以上、自分の身が危なくならないように、道内全体に飛び火していない今のうちに条例を何とかつぶしておこう、という狙いなんですよ。
でもね、もう、これ以上、のさばらせておくわけにいかないんですよ。こいつらの言うことを聞いていた日には、子供達の将来がずたずたにされてしまうんです。だから、もうこれ以上は、許しませんよ。
ちなみに「民主教育を進める〜」の代表者に名前のある退職教員、ここに何度か書いた高校配置計画にも傍聴で来ています。一生懸命、組合系の主張を繰り返していますよ。
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