これは、2019年に書いた内容です。もちろん、今でも十分に通用する内容だと思ってください。
<より細かな区別ができるように>
社会科の歴史などを例にとると分かりやすいのですが、小学校のときには「ざっくりとした全体の流れ」だったものが、中学校では、それがもっと細かくなりますよね。そして、高校に入ると「覚える量がものすごく多くなる=それだけの量を区別して覚える」ということになります。
要するに、学力が高くなればなるほど、細かな区別が必要になるということです。
逆に学力が低い子になると、こういう区別がつかず、何となくボンヤリと覚えている、という状況になっています。例えば、英単語のhereとherが一緒とか、theseとthereの区別が曖昧とか、そういうふうになってくるんです。
ですから、区別をつけるということを少し意識すると、物事がハッキリしてきたり、勉強がスムーズに進むようになってきます。特に中学校1年生になったばかりだと、細かな区別の感覚がしっかりしていない生徒も多いですから、この「区別」というのを曖昧にせず、大事にしてください。
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