これも2017年に書いた内容です。
「孔子曰く、善い人から好かれ、悪い人から嫌われる人が善い人」という発想で考えましょう、ということです。
<まじめに取り組んでいる子とそうでない子>
学校の教師や塾講師になどには、授業アンケートというものがあるのですが、これ、正直に言うと「何の基準にもならない」と思っておいた方がいいでしょう。 というのは、そのアンケートを書いた子供の資質によって、結果が大きく左右されるからです。
それで、ここでは「うざい」とか「ムカつく」という話に限ってのことですが、こういう言葉を平気で発する子というのは、基本的に「だらしない」んです。大抵、物事がきちんと出来ません。そして、子供っぽい癇癪を起こす人間、と思った方がいいんです。そして、そういう子に「物事をきちんとやりなさい」という指導を行うと「うるせえ」「うざい」「ムカつく」となるんです。これは、お父さん・お母さんも分かっていると思います。
そして、こういう感覚の子が、きちんと指導をしている先生をどういうふうに評価すると思いますか? 大抵「嫌い」で悪く書くんです。ですから、アンケートのケースとして2通り。
・きちんとした子が書いた場合 そのまま、評価の通り ・だらしない子が書いた場合 そのまま、評価通りのときと、きちんと指導している先生に対する反発の両方がある ということなんですね。
当然、こういう状況と言うのは、現場にいる学校の先生の方が分かると思います。もちろん、きちんと物事をやっている子から悪口を言われるとショックかも知れませんが、だらしない子から「うるせえ」「うざい」「ムカつく」と言われた場合、それは、逆に「自分はきちんとしたことをやっている」と考えた方がいいんです。ですから、そういう子から悪口を言われるようになったら、それは「教師の勲章」だと思えばいいんです。
最近は、小学校でも宿題が出るようになって、以前よりはまともになってきていますが、以前は宿題を出しても満足にやって来ないような子が大半だったでしょう。そういう「だらしない子からも嫌われないように」と、きちんとした指導をして来なかった〜見て見ぬ振りをしたり、そのまま許したり、注意するにも「なあなあの馴れ合い」で話したり。 そんなことを続けていても子供達はきちんとしません。
さらに言うと、これから先、総合Aが始まり、学校の平均点が分かります。そのときに平均点の低い学校というのは、こういう「だらしない子を野放しにしている学校」という可能性が非常に高いんです。塾で「授業中にうるさい子供達」が集まってくるような学校なんです。
学校で言うと、まず附属。それから、大楽毛や鳥取西というのが、例年、この、だらしない状況に近いんです。大楽毛・鳥取西は例年、学力が常に低い状態ですし、学力が高めの子が集まっているにも関わらず、きちんとした実力が伴っていかないのは附属です。
大楽毛に至っては、数年前の事ですが、中3の入試直前で「勉強の息抜きです」と、授業中にアニメのDVDを見た、という情報が入ってきていますし、これじゃあ、生徒も学校も救われません。
ということで、こういう学校の状況や、子供さんの様子・クラスの様子をみて「果たしてうちの子、これでいいだろうか?」「うちのクラス、これでいいのだろうか」ということを、せっかくの長期休暇中ですから、考えてみる機会を持つのもいいのではないかと思います。
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