これも、2014年に書いた内容です。
実は、釧路教育大の附属中は、このあたりまで酷かったんです。こういったことがあって、文部科学省から直接指導が行われたり、それを受けて附属中自体が「学力を向上させます」という宣言が行われたりして、現在に至っているという状況です。
もちろん、釧路市内の中学校も「附属でやっているんだから」という感覚だったようで、授業の進度は遅れっぱなし。まともに授業を進めている学校が一つもありませんでした。
今では、ちょっと考えられないと思いますが、現状になってから、まだ、10年経っていないんですね。
<附属中2の前期中間テストの試験範囲>
附属では、試験範囲を印刷した紙を配布せず、掲示板に出ている試験範囲を書かせるというシステムにしたそうです。学校側は、何かと屁理屈をつけて、その事を正当化しようとすると思いますが、何のことはない「おかしな学校進度であることがばれない〜証拠として残らないように」と「変な学習指示をしても親にバレないようにするため」と思っていて差し支えありません。その理由がこれです。
附属中2の前期中間テストの範囲ですが、やたらと1年生範囲が入っているんです。
1年生範囲が出題されているのは、国語・理科・社会・英語の4科目。場合によっては、中1の学年末終了後に習った内容を出題するということも考えられますが、それを考慮しても、おかしいのは社会・理科・英語。
社会は、地理がすべて1年生範囲からの出題です。それまで、かなり遅れて進めていたわけですから、もしも、その状況で、中1のうちに「中1範囲」を終わらせたのであれば、明らかに端折っています。中1内容を中2になってから教えたために、こういう試験範囲になったと考えてください。
理科はもっと悲惨で、中2より中1の割合の方が多いんです。これも社会と同様。中2になってから中1の範囲をやっているんです。
英語に至っては現時点で中1の内容を出すこと自体おかしな話。通常は、中1の学年末までに教科書内容を終え、学年末終了後は、復習に当てたり、教科書の後ろの方にある「読み物」系統の内容をやる、という事になるはずなんです。ましてや中2の一番最初の単元は、「過去形」という中1の復習からスタートするので、わざわざ、中1内容から出題すること自体ナンセンスなんですね。
市立の学校では、昨年度から「基礎学力保障条例」が施行され、学校の学習進度状況などにもうるさくなってきています。それにも関わらず、附属だけは旧態依然。進度がおかしいのを親にバレないように画策して、こんな事を平気でやっているんです。
本当に「隠れてコソコソやっているやつは、ろくな事をしません」。いじめの問題も結局隠蔽しましたし、最近では、また、別の件が浮上しています。
ハッキリ書いておきますが、こんな学校から、学力検証委員会の委員を選出しても、ろくな事をやりません。委員の選出を変えていただきたいと思います。
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