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通知表評価を考えよう

  • markun5
  • 2021年7月14日
  • 読了時間: 3分

 今回も前のホームページ内容で2012年に書いたものです。自分たちは「インフレ内申」と言っているのですが、要するに「学力に見合わない高い通知表がついていて、これだと、高校に受かっても高校の勉強についていけないのではないか」と思われるんですね。

 それとは逆にインフレ内申を改め「通知表結果を学力に見合うようにつけ始めた中学校」が、学力テストの学校平均をあげてきているという例もあるんです。

 それで、中学校の通知表について、もっと考えていこう、という主旨で書かれたものです。


<教師は神様!?>

 最近の通知表を見ている限りでは、中3の60点満点の数学の学力テストで、8点でも「3」がついてたり、14〜6点の子でも「4」が平気でついている学校があります。

 普通に考えると、8点しか取れないなら、当然、通知表に「1」がついていてもおかしく無い状況でしょうし、14~6点なら、これは間違いなく「2」以下でしょう。


 これを不審に思って、学校側のお話を聞いた父兄の言うには、学力だけで判断しないということらしいのですが、それ以外に何を判断に加えているんでしょうね。通知表には「意欲」なんて項目がありますが、意欲があれば一生懸命勉強するので普通はテストの点数が上がるはずですし、もちろん、テストの内容も「勉強を頑張った子が点数を取れる」というものにして、評価に加えるはずですから「そういうテストを作れない」ということなのでしょうか。


 それとも、点数に表れない意欲を評価しているということなんでしょうか? 数学で言うと、一生懸命やっているのに点数に表れないのは、単に、基礎力不足が原因ですから、その部分を補習で補えば、点数が上がりますよ。意欲がある子なら、補習をやると言えば参加すると思いますが、そういうことをやっているんでしょうか。


 それとも、そういう点数に表れない意欲を一人一人完全に見抜いて、確実に評価しているということなんでしょうか。それをしているというのなら、教師でなくてすでに神様でしょう。そんなこと出来るわけがありません。実際に、自分の受け持った子で、夜遅くまで一生懸命勉強している子がいましたが、割と口数が少なく、そういった「やる気」に関する態度が表面に出て来づらい子がだったせいか、テストで学年2位になっても、通知表は4でした。それでいて、もっと点数が低い子に5がついていたり。その5がついた子って、さらに夜遅くまで勉強していたんでしょうかね? よくわかりませんね。


 正直な話、学力以外の部分というと、それは、その子の人間性に関わる部分になってきます。例えば、提出物をきちんと出すとか、授業中の姿勢とか、そういう部分になります。

 例えば、提出物で言えば「きちんとしているか」「だらしないか」、また意欲については、こちらの見ている限り「意欲そのもの」ではなく「意欲があることをアピールできるかどうか」という「アピール力」の問題で、簡単に言うと「先生によく見られるかどうか」が直接評価の対象になっているということです。ですから、黙々と努力するタイプの子は完全に損ですよね。


 そして、極端に言うと、生徒の「人間性」の部分に当たる内容をことさら重視して、テストの点数がどうであっても「3」や「4」が平気でついてしまうのは、何のためにその科目を勉強しているのか分からなくなってしまいます。

 例えば、数学を授業として行っているのであれば「学校で習った数学の内容がきちんと身についているかどうか」という部分に一番ウエイトが置かれるものではないでしょうか。


 ということで、これから中3は入試に向けた学力テストが行われます。このときに、60点満点の20点台でも4や5がついている学校があれば、これは、学力ではなく、人間性評価で通知表をつけている学校と判断してください。そして、その学校で通知表があまり良くない場合、それは、学力ではなく「あなたは人間性が低い」と、学校の教師が評価していると考えるといいと思います。

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