塾では一定のルールがあって、それにそぐわない先生は教壇に立てません。今回は、その中で単純に「見た目で判断できるもの」をピックアップしてみました。学校の先生と照らし合わせてみると、その先生が授業の事や生徒の指導の事をきちんと考えているかどうかが判断出来ると思います。
1 服装 塾では一般的に、男性講師は「スラックス・ワイシャツ・ネクタイ」を着用します。また、女性講師は「スーツに準じるもの」を着用します。これは、小学生の指導でも中学生の指導でも変わりません。根本的な考え方は「生徒と接するときは、きちんとしたスタイルで」が原則です。 ですから、教壇に立ったときにきちんとした服装をしているかどうかが、ポイントになりますね。小学校の先生は体育などの実技の授業があるため、ジャージを着用している場合も多いと思いますが、それでも「だらしない服装か、きちんとした服装か」はお母さん方の基準で見分けられると思います。
2 爪 小学校では特に重要になります。というのは、普通、先生方というのは、生活指導において「ハンカチ・ティッシュ」の携帯と「爪をきちんと切っているか」を確認します。生徒に「きれいにしなさい」という立場の人間が自分で出来ていないというのは、ちょっと問題ですよね。 当然、中学校でも生徒のノートを指さしてミスを指摘したりする訳ですから、その際に汚く爪が伸びているというのはいただけないでしょう。ちなみに、チョークを使いますから、爪を汚く伸ばしているとチョークの粉が爪の間に入るため、普通の人が爪を伸ばしているよりも汚らしく見えます。
3 上履き 東京株式市場の1部に上場している会社などでは「かかとを押さえるものがついていない履き物は社内で履いてはいけない」という基準を設けているところがあります。要するに「だらしなく見えるようなスタイルはしない」という基準が履き物までに及んでいるんですね。また、病院などで看護士さんが履いているナースサンダルは、周囲には病気できている人が多いわけですから歩くときにパタパタして埃を立てないようにと気を使って、かかとにベルトのようなものがついていますね。ですから、子供さんを良いところに就職させたいと思ったら、そこまで気を使わなくてはいけないということです。
ですから、先生であれば、普通に革靴や運動靴をきちんと履いているのはオーケー。かかとを踏みつけるのは厳禁です。また、サンダル系のものであれば、かかとにかけるベルトのようなものがついているものであればオーケーでしょう。
その他、髪型・化粧などもいろいろ言われますが、これは、お母さんが教師としてふさわしいかどうかで判断するといいと思います。格好良くしたいと思っている教師もいるとは思いますが、それはプライベートでやればいいこと。変な格好をしている場合は、一般の会社でも指摘され直されるのは当たり前ですから、一般の会社の基準や常識で見て構わないと思います。
そして、もう一点大切な事は、上記のように「だらしない格好をしない」という事を子供さんにもきちんと言い聞かせておくということです。よく不満として言われる事で「あの人は注意されないけど、私は注意されるのは不公平」というものがありますが、それは「あいさつがきちんと出来て、周りの事に注意を払っている人」は比較的許される事が多いのですが、そういった点に「全く無頓着の人」は注意される可能性が高くなります。特に女子生徒の場合「あの人、ちょっと可愛いと思って」とか「甘えるのが上手だから」という事を言っている子がいますが、原因はそれだけではないと教えておきましょう。 また、「そんな細かいことなんかどうでもいい」と思わない事。それが「無頓着」のスタートです。やっている人はきちんとやっている訳ですから、それを見習うという感覚で考えるように子供さんにお話して下さい。
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