習熟度をあげるために「出来るところでも反復練習」
- markun5
- 2021年4月10日
- 読了時間: 2分
お母さん方が勉強を教えるとなると、どうしても「子供さんの出来ないところ」ばかりになってしまう傾向が強いと思います。社会や理科などの、その場で覚えて対応するものなら、それでも成果は出てきますが、いわゆる「積み重ね科目」と言われている算数(数学)・英語になると、それでは対応しきれません。大抵は「あれだけ教えたのに、どうして出来ないの?」という事になってしまいます。
なぜ、そのような事が起きるかと言うと、それは「積み重ね科目」は「今までに習った内容がスラスラできるようになっていないと、次の内容が身につきづらい」からなんです。 ですから、もしも、子供さんが「前にならった内容すら、スラスラできるようになっていない」と思ったら、今、習っている単元だけを必死になってやるより、今まで習ったところの復習をしっかりして、新しい内容を身につきやすくしてあげる方が得策です。いわゆる「習熟度を上げる」という方法なんです。
ただし、そうなると、テスト前になって慌てて勉強する訳に行きませんよね。復習して、しっかり勉強内容を身につけるためには、短期間で頭に詰め込んでも、なかなか役に立ってくれないからです。 ですから、日頃から、勉強の習慣をつけて、復習をたっぷりことが大切。英語・数学が不得意という子は、こういった勉強習慣をつけるところから始めていきましょう。
また、こういう指導方法が分からず、算数・数学でも「分からないところだけを教える」ことだけをやっている個人塾などがあります。こういうところで成果が出る子というのは、習っているところの習熟度の高い子だけです。ですから、塾を決めるときなどは、そのあたりの指導の仕方も確認しておくといいでしょう。
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