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発想は、頭の緊張と緩和から

 集中して勉強をしているときを「頭が緊張している状況」と考えると、リラックスしてのんびりしているときを「頭が緩和している状況」ということになります。

 実は、茂木健一郎さんも著書で紹介していますが、最近の脳科学では、何か発想を得ようと思ったとき、この脳の「緊張と緩和」のどちらも大事である、ということだそうです。


 一般的には「ふと、何気ないときに浮かんだこと」で物事を解決する、という話がでてきたりしますが、その場合「集中して物事を考えて思いつかなかったときに」という前提条件が加わることの方が多いように思います。要するに、一旦、集中して物事を考えた後、それでも「いい考えが浮かばなかったとき、頭を一旦休めよう」ということのようですね。


 これが実際に勉強の内容であった場合、よく言われる「数学の問題を考えてみても解けなかったときに、一旦、その問題からはなれて、別の事をやっいるときに、ふと、数学の問題の解法を思いつく」というケースに似ていますよね。


 ですから、何もせずボーっとした状態で「何か思いつけ」とやっても、あまりいい考えは浮かんでこないように思います。きちんと、その前の段階で集中して物事を考えていて、それでも解決できなかったときに、一旦、そのものから離れて頭をリラックスさせる、という手順で考えた方が良さそうです。

 そして、頭をリラックスさせるときに、軽く体を動かしたほうが、より効果が高いそうで、その一番の方法は、やはり「散歩」だそうです。

 「哲学の小道」なんて名前のついている散歩道があるのも、昔の哲学者は、散歩で脳をリラックスさせながら思索にふけったのでしょうね。

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