top of page
markun5

普段の行動が学力向上を妨げる

 「宿題出すよ〜」と言ったら「え〜」とすぐに声をあげる生徒。「ノートに取りなさい」と言われて渋々ノートを開くが結局ノートをきちんと取らない生徒。最近、学校で増えてませんか? 面倒な内容の事になると極端に嫌ったりする生徒って多いですよね。


 ところが、直接勉強内容に触れなくても、こういった「生徒が嫌いに思っている部分」をしっかり克服させると、子供達の学力は上がっていくのです。

 例えば、ノートを取るのを嫌がる子は「書いて覚える内容」が苦手だったり「細かい部分まで書いて、しっかり確認しなければ解けない問題」が苦手だったりします。逆に言うならば、こういった「勉強法」が嫌いなために、それを必要とする「科目」が嫌いになっているという面も多々あるのです。

 もちろん、ここから類推していけば、さらにいろいろな「勉強嫌いの原因」が考えられますよね。


 ですから、単純に「数学が嫌い」と言っているからそれを克服させようと「数学」ばかりやらせるよりも、その数学を身につけるために必要な勉強方法を他科目で身につけさせるというのも一つの方法。こうやって「嫌い」と思っていることを調理し生徒に食べさせる事によって、必要な勉強の栄養が子供達に入っていくのです。調理の仕方は先生によって異なると思いますが、出来るだけ上手に食べさせてあげて下さい。

 逆に、生徒が「嫌い」と言っているからといって、そこを避けて通ろうとする先生は、生徒の学力を向上させられません。生徒が「嫌っていること」にしっかりメスを入れられる先生でなくてはならないのです。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

不要な「消しゴム」の使い方に注意

授業中、消しゴムを使いすぎる子が目につくことがあります。そして、そういう子は概して学力が高くありません。そのため、この「消しゴムの使い方」に対していろいろコメントしている先生もいますが、本来、問われなければならないのは「使い方」それ自体ではなく「なぜ、そういう消しゴムの使い...

「勉強」とは、そもそも何をすること?

「勉強」とは、簡単に言うと 「知識を身につける」と 「今まで出来なかった物を出来るようにする」という行為。  だから、これに反する事をしていると学力は伸びませんよね。  例えば、他人の宿題の答えを写してお終いにしていたり、黒板に書いている字をただ写しているだけで、...

作業効率を上げる

計算などの「解き方が決まっていて、それにしたがって手順を踏めば答えが出てくる」といった内容や社会の一問一答形式の「単純に覚えたものを答える」という内容のものは、正確に速く解いていくことが一つの目標になると思います。したがって、目標となるのは「速い」ことと「正確」なこと。...

Komentáře


記事: Blog2_Post
bottom of page