(前のホームページに記載していた内容を転載しました)
塾や家庭教師の先生は、「学力主義」で「成績を上げることだけを考えている=テストで出やすいところだけを教えている」ように思われがちなのですが、実際に成績を上げるためには「生徒のしつけをキチンとする」事が、大前提なんです。要するに「勉強する姿勢の悪い子(落ち着かなかったり、余計な事に気を取られたりする子)」は、いくらテストで出題されやすいポイントを丁寧に話したところで、全然身につけてくれないので、まず「姿勢を正す」事から、スタートさせる、ということなんですね。
だから、基本は、「生徒の姿勢を正し」・「必要なものを準備をさせてから勉強させる」こと。一旦、勉強時間に入ってしまったら、ふらふらと落ち着かない状況にさせず、腰を据えて勉強に取り組めるようするということです。
そして、先生方をじっくりと見てみれば分かることなのですが、「教えるのがうまい(学力を上げる)=しつけ上手」であることが多いんです。すなわち「学力アップ」と「しつけの徹底」は「表裏一体」と考えていいんですね。
それもそのはず、例えば「算数」の計算問題が出きるようになるためには、「先生の話をきちんと聞いて」、「先生が言ったとおりの手順で問題を解く」という感覚が必要になりますから、これは、問題を解くだけでなく、「しつけ面」にも通じる事なんですよ。
そして、さらに付け加えると、こういう感覚を子供達に身につけさせていくうちに、次第に「子供達が精神的に成長してくる」のを、感じられるようになるんですね。
ですから、子供の学力がアップしているかどうかは、この「しつけがキチンとしているかどうか」という面と「精神的に成長しているかどうか」と言う部分を見ていくことがカギになります。 子供を指導していく上での大きなバロメーターになるところなので、こういう面にも目を向けられるようにしていきたいですね。
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