top of page
markun5

教える側も「テスト受けさせるつもり」で

 テストで余計なミスが多い子。「もうちょっとちゃんと問題を読んでくれればいいのに」「もう少し見直しをきちんとしてくれればいいのに」とぼやくお母さんも多いですよね。

 実は、実際のテストの現場でも「そのテストの試験監督をしている先生の作る雰囲気」によって、子供さんの得点度合いが変わって来るのです。


 特に低学年になればなるほど、その傾向は顕著。「さあ、テストを頑張ろう」と生徒に気合いを入れて来る先生と「本を片手に、試験監督は読書の時間」という先生とでは、その結果に違いがあるのは、ちょっと考えてみても分かりますよね。

 そして、本当に「生徒の集中力を高めよう」「生徒のテストの受け方をしっかり指導しよう」と思っている先生は、子供たちがテストを受けているときの状況を考慮して、授業で問題演習をしているときに必ず「終わった人はしっかり見直しをしよう」「もう一度良く問題を読んでみよう」などと「テストを受けるの際に気を付けなければならない内容を細かく指導」をしているんです。

 ですから、お母さん自身が子供さんの勉強を見る場合、片手間で「ここからここまでやっておきなさいと言ってあとは放っておくだけ」という事をしていては、結局、子供さんの集中力は高まりません。テストのミスを減らしていくまでは、多少、時間はとられると思いますが、テストに向けての緊張感を持たせるために、最初はついてあげて、合っている・間違えているに関わらず、一度解き終えた時点で「問題をもう一度しっかり読ませる」「間違えているところがないかチェックさせる」という習慣をつけて上げて下さい。そして、ある程度までミスが減ってきた時点で、子供さんに自分で勉強させるようにしてあげましょう。

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

不要な「消しゴム」の使い方に注意

授業中、消しゴムを使いすぎる子が目につくことがあります。そして、そういう子は概して学力が高くありません。そのため、この「消しゴムの使い方」に対していろいろコメントしている先生もいますが、本来、問われなければならないのは「使い方」それ自体ではなく「なぜ、そういう消しゴムの使い...

「勉強」とは、そもそも何をすること?

「勉強」とは、簡単に言うと 「知識を身につける」と 「今まで出来なかった物を出来るようにする」という行為。  だから、これに反する事をしていると学力は伸びませんよね。  例えば、他人の宿題の答えを写してお終いにしていたり、黒板に書いている字をただ写しているだけで、...

作業効率を上げる

計算などの「解き方が決まっていて、それにしたがって手順を踏めば答えが出てくる」といった内容や社会の一問一答形式の「単純に覚えたものを答える」という内容のものは、正確に速く解いていくことが一つの目標になると思います。したがって、目標となるのは「速い」ことと「正確」なこと。...

Comentarios


記事: Blog2_Post
bottom of page