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扱う問題の割合を調整する

 どうしていいか分からない問題・いくら考えても分からない問題ばかりをやらせると、よほど勉強の習慣がしっかりついているか、負けず嫌いの子でない限り、集中力がとぎれてしまいます。特に「プリント・テスト」形式で勉強させる場合、分からない問題ばかりのものをやらせてから説明しようと思っても、子供さん自身が、途中で理解するのをあきらめて、話を中途半端にしか聞かない状況になることも多いのではないでしょうか。

 だからと言って、誰でもできるものばかりやらせていても、学力は伸びません。

 そこで、扱う問題の「できる・できない」の割合の調整が必要になってきます。  その基準は、中学生だと「できる・できない」が8:2、小学生だと9:1。学力向上と集中力を持続させる一番効率のいい割合です。後は、その子の性格を考慮して加減をして下さい。例えば、ねばり強い子であれば多少できない問題の割合が高くても大丈夫でしょうし、飽きっぽい性格の子であれば、できる問題の割合を少し高くしてあげるといいと思います。

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