top of page
markun5

怒り方のパターンを考えよう

 誉めるのは割と相手の気持ちに負担をかける事が少なく比較的行いやすいのですが、怒るとなると相手が引いてしまうことを考え、なかなか踏み切れないことも。でも、やはり怒る時には怒らなければなりません。  ただし、同じような効果のない怒り方を繰り返していても効果はなかなか出てきません。ですから「どういう怒り方をすれば、効果があるのか」という事を、いろいろパターンを変えて確認していくのも大切です。

 例えば、子供との立場の変化。  どういう事かというと、普段、怒るときには「親として」や「先生として」という従来の立場で怒ると思いますが、その立場を少し変えてみるということ。「兄」や「先輩」「友人」だったらどうやって怒るのかというように目線を変えてみるのも一つの方法です。

 また、お母さんだったら「先生であれば、どう思いどう怒るか」、先生だったら「親の立場だとどう怒るか」など、目先を変えてみて下さい。

 もう一つは、どういうアプローチの仕方が効果があるかという事を考える事です。  子供には「大事に思っている事」や「悪いと思っていること」が必ずあります。そこを見つけてそれに絡めて怒るということです。

 「将来、こういう風になったら困るから」という理由で子供を怒ることがあると思いますが、これは「将来のことをきちんと考えている子」には効果がありますが、そうでなければ効果は薄いのです。ですが、その理由となる部分をいろいろ変えていきながら、生徒の琴線に触れるところがあれば、きちんと効果を発揮します。ですから、「進学のこと」「部活のこと」「友人のこと(異性のこと)」など、今、子供さんが一番気にしていると思われる事に触れて怒る事が出来るといいと思います。

 しばらくは思考錯誤になり、子供さんが思っていることに行き当たるまでは「イヤな思い」をするかも知れませんが、単純に「頭ごなしに怒る」で効果が出ないときは、いろいろと試してみて欲しいと思います

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

不要な「消しゴム」の使い方に注意

授業中、消しゴムを使いすぎる子が目につくことがあります。そして、そういう子は概して学力が高くありません。そのため、この「消しゴムの使い方」に対していろいろコメントしている先生もいますが、本来、問われなければならないのは「使い方」それ自体ではなく「なぜ、そういう消しゴムの使い...

「勉強」とは、そもそも何をすること?

「勉強」とは、簡単に言うと 「知識を身につける」と 「今まで出来なかった物を出来るようにする」という行為。  だから、これに反する事をしていると学力は伸びませんよね。  例えば、他人の宿題の答えを写してお終いにしていたり、黒板に書いている字をただ写しているだけで、...

作業効率を上げる

計算などの「解き方が決まっていて、それにしたがって手順を踏めば答えが出てくる」といった内容や社会の一問一答形式の「単純に覚えたものを答える」という内容のものは、正確に速く解いていくことが一つの目標になると思います。したがって、目標となるのは「速い」ことと「正確」なこと。...

Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page