今回も前のホームページ内容。
一時、夜に幼児を連れまわす親のことが問題になって、そのときに出た新聞記事がこれです。今では、コロナの関係で、自宅にいることが多いと思いますが、自宅でも親と一緒に遅くまで起きていると、このような問題になってくるのではないか、ということで、再掲しました。
聖徳大学のグループが保育所調査
平成14年の5月から6月にかけて、保育学のグループが都内の7つの保育所の2歳児111人を対象に調査を行ったところ、「乱暴する」「他の子が泣くと喜ぶ」「突然他の子の首をしめたりする」といった問題行動を起こす子の9割以上が「睡眠不規則のグループ」である事が分かった。
この調査によると、「睡眠時間が一定している」と答えたのは全体の31.5%、「乱れている」と答えたのは全体の39.6%。そして、この中で「問題行動を起こした」という幼児は、その92.5%が「乱れている」と答えた方の幼児だった。
また、「無表情で自分の感情を表現できない」「攻撃的な行動をする」「好きな事にはこだわるが、それ以外には無関心」という特徴も「乱れている」のグループでは見られたが、「一定している」グループにはほとんど見られなかったという結果も出ている。
さて、この調査、対象人数がちょっと少な目なのと、問題行動の設定がどのレベルなのかということがやや気になるけど、それでも、ここまで顕著に数字に現れているのであれば、「睡眠と行動の関係は明らか」と捉えておいた方がいいと思うね。どうせなら、もっと広範囲に調査をしてくれるといいんだけど。
それから、他の問題行動についても新聞では触れているんだけど、その中に「友達の目を指で突こうとする」なんていうのもあった。そういう子のお母さん達はそれを知っているんだろうか? さらに、不規則グループでは「朝食を取らない」「パジャマのまま登園する」なんていうのもあって、新聞にも書いてあったけど、これって完全にお母さんの「育児放棄」だよね。パジャマのまま登園させてどうする気だろう。面倒な事は、保育園の先生にやってもらえばいいって根性なのかな。
結局、「子供に嫌われたくないから悪いことをしても怒らない」「親の都合で夜遅く連れ回す」とか、まだ右も左も分からないうちから「自主性」なんて言って子供に好き勝手にやらせるとこうなるっていう事なんだろうね。
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