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学力を上げる第一段階は「知識の広さとスピード感」

 なかなか実力がついていかないと悩んでいる人は、タイトルにもあるように「知識を広げること」と「その知識を頭からすぐに引き出す」という練習を積むと目先が開けてきます。


 「知識を広げる」というのは、早い話が「詰め込み」。都道府県や国の位置関係が分からない人は、地図の問題が出てきてもチンプンカンプンですし、小数の計算の出来ない人は「%」の問題が出来ません。もちろん、漢字などもその類です。最低限の基礎知識は、いつの間にか出来るようになっているというものではなく、その場できちんと覚えるしかないのです。


 「知識を引き出す」というのは、たくさん練習して「どういう場合に何を使えばいいかを体験すること」と「同じような問題が出てきたときに、サッと使える内容が頭から出てくるようにしておくこと」です。  例えば、中学校の関数の少し難易度の高めの問題が出てきたときに「式の求め方」や「座標の求め方」がすぐに出てくる状態になっていなければ、テストでは解けません。何でもじっくり考えればいいというものではなく、最低限、見慣れた問題はサッと出来るようになっておくことが大切です。


 公立高校の入試の問題をみても、じっくり考えなければならない問題は数問程度。大抵は、どこかの問題集に出ている問題のパクリです。ですから、上記の方法で十分対応可能です。たとえ裁量問題であっても、難しめの問題集をしっかりこなしておけば、テストの際にあたふたする必要はありません。大事なのは、上記の方法の「知識とスピード」が身に付いているかいないかです。それが身に付くまで、しっかり勉強を進めて行って下さい。

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