これも2013年に書いた内容です。ですから、大学受験の実績は2012年に受験をした高校生のもの。
当時は、大学受験に対する認識がかなり安易で、お父さん・お母さん方の話を聞いていても「湖陵だと勉強が厳しいから、江南に言って部活をやって、それから、大学に行ければいいかな」という話で、それで、出てくる大学が国公立大学名だったという状況です。
ただ、この当時と比べて、小学生の勉強意識は先生も保護者も変わってきていると思いますが、そこから、上に進んだ「中学校の過ごし方」や「高校での勉強」、そして「大学受験」となると、まだ、安易に考えている人が多いと思います。
最終的に大学受験を考えるなら、それも国公立の大学を目指そうというのなら、勉強に対する意識も、少し変わっていかなければならないだろうと思っています。
<道新受験情報に、各高校の進学実績が出ています>
現在、書店に行くと「道新受験情報」の冊子が売られています。今回の内容は「大学・短大特集」。どこの高校からどこの大学に進学したかということが一覧表になって掲載されています。 それで、ここでお父さん・お母さんに考えて欲しいのが「自分の子供が通っているところから、どこの大学に何人行っているか」ということ。こういった情報を知らずに「うちの子、○○大学くらいには、行って欲しいね」とか「○○大学が第一希望です」という話にはなりません。やはり、正しい情報を把握して、この大学に行くには「このくらいの勉強が必要」で「このくらいのレベルになっていなければならないんだ、という事を認識しておかなければならないんですね。
少しだけ内容を紹介すると、北大の進学実績は・・・( )は現役数 札幌南 109(61) 札幌北 126(81) 札幌西 113(76) 札幌東 97(65) 札幌旭ヶ丘 58(42) 札幌開成 50(38) 帯広柏葉 33(26) 釧路湖陵 13( 9)
ですから、湖陵に行って「北大以上」と思っている人は、今までのような勉強では追いつかないと思っていた方がいいと思います。
また、同様の事は江南にも言えます。「1・2年生は部活をやって、3年になって部活が終了してから勉強を頑張ればいいや」と思っている人、未だに多いと思います。実際に、そういう気持ちで大学受験を考えた人たちがどこの大学に行ったか、ということが、この一覧表で分かります。
大学に行きたいのなら、釧路の場合に限らず、高校1年からしっかり勉強に取り組まなかったら、間に合いません。「何となく勉強したら受かった」という高校入試と同じ感覚でいたらダメですよ。今年の高校入試は、江南は定員割れで全員合格していますから、それと同じ感覚で大学に行けると思わないでください。
高校入試で考えるなら、感覚が近いのは「湖陵の理数科を受験するとなったときに、どのくらいの勉強が必要か」というレベルでしょうか。志望大学にもよりますが、国公立を目指すなら、それと同レベルか、それよりもハード、と考えていてください。
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