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反射的にスラスラ言えるようにする

 「反射」というのは「かけ算の九九」のように「口でスラスラ言える状態にする」ということです。「簡単な事なら出来るが難しい問題になると何をしていいか分からない」「先生の説明が分からない」という子に多く見られるのが「基本がすぐに出てこない」と言うこと。これを克服するのに一番いいのは「反射」の訓練。必要なものが考えずに無条件で出てくるくらいまで習熟させると理解が急激に速くなるんですね。


 ただし、この辺は、だらだら授業を進めている先生や「答えが出てくるまでいつまでも待っている」人には、子供さんに身に着けさせるのは無理なんです。先生や教える人のスピード感が重要な役割を果たしているので、この状況に生徒を持っていきたいのであれば、先生自身が反射の能力を備えていることが必要なんですね。


 鍛え方は「暗記物がスラスラ言えるように」すること。よく学力の高い人で「徳川幕府の将軍の名前をスラスラ言っている」のをみたことがある人もいると思いますが、このように、国語の名文暗記や社会の年代暗記で覚えたことがスラスラ出てくるようにすることで鍛えていくというのも一つの方法。国文法の「未然・連用・終止・連体・仮定・命令」などのような、問題を解くための知識がスラスラ出てくるようになれば、生徒がだんだん苦手を克服できるようになっていきますよ。

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