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勉強の雰囲気づくり~けじめをつける

 勉強を集中してやらせるためには「さあ、勉強をするぞ」という気持の準備をさせる事が大切。そのために、学校では昔から、「起立・礼・着席」という儀式を行ってきました(最近では、立たせるとガタガタうるさくなり、かえってけじめがつかなくなるので「礼」だけになっているところもあるようです)。だけど、家庭でお母さんが勉強を教えるのに、「起立・礼・着席」は、ちょっと変かも。

 ただし、なんらかの「始まりの合図」は、必要ですから、例えば、「テレビなどを消す」とか「姿勢をキチンとして」と言うとか、そういう「けじめをつけるための儀式」を決めておくと良いと思います。

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 また、せっかく子供が勉強をやろうという気持になっていたとしても、教える側の姿勢がだらしなかったりすると、子供は次第に集中力を失っていきます。  お母さんであれば、普段着でも構いませんが、せめて「エプロン姿」は、避けたいもの。できれば、ちょっと着替えをして、「さあ、これから、しっかり勉強するわよ」という気合いを子供さんに見せられるといいですね。

 学生アルバイトの家庭教師であれば、ダラッとした服装や穴あきジーンズなどは避けましょう。あくまで先生なのですから、子供と友達感覚で接してもいけません。  学校の先生であれば、出来れば、キチンとしたスーツ姿が望ましいと思います。ジャージに着替えたとしても、だらしなく上着の前を開けっぱなしにしているのは厳禁。常にだらしなく見えないように気を配って下さい。

 それと合わせて、教えるときの姿勢も大事。  お母さんや家庭教師であれば、肘をついたり、座ったまま体をふらふら動かさないこと。キチンと姿勢を正して、子供が問題を解き終えるまで待ちましょう。  学校の先生であれば、キチンと黒板の前に立って授業をすること。座ったまま教科書を読んだりするのは御法度です。また、教科書を教卓に広げたまま、教卓に両手をついて前屈みの姿勢で授業をするのもダメ。上目遣いで生徒を見ている姿勢は、決して良いものではありません。また、黒板のチョーク受けに手をおいて、黒板にもたれかかって授業をするのもダメです。座っているよりだらしなく見えるのは、言うまでもありませんね。


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