これも前のホームページ内容です。
実は、同じ姿勢でずっと座っているというのも体力が必要です。体力のない子はじっと座っている事が出来ずに、頬杖をついたり、体を寝そべらせてしまったりして集中することが出来ません。また、そういう子を無理矢理座らせていても、体をフラフラさせたり、始終体の位置を変えたりと、一つの事に集中出来ないのです。そして、そういった子は、当然ですが元々持っている潜在能力と比較して学力が低くなっています。
ただし、これは逆に言うと、姿勢をきちんと正して勉強できるだけの体力がついてくると、自然に勉強が出来るようになるということです。
ですから、明らかに体力が劣っているという子は、何か体力を付けるための運動を一つ取り入れてみましょう。縄跳びでもランニングでも何でも構いません。本人が比較的楽に、しかも継続出来そうな内容であれば問題ありません。
実は、以前、あまりにも体力がない子がいて、腕立て伏せはギリギリ1回、腹筋は5回目の途中でギブアップという子がいました。そして、そういう子は、やはり座っている姿勢が悪く、すぐに疲れてしまって集中力が持ちません。ですから、その子には腕立て伏せや腹筋をするように指示していました。
実際に、仕事についてからの話を聞くと、自分の知っている看護士さんの中でも、体力が続かないと仕事やめてしまっている人がいますし、それとは逆に「私、中学・高校とテニスをやっていたから、体力は自信がある」と言って、看護士をずっと続けている人もいます。
このように、体力については、単に勉強のみならず、仕事に就いてからもとても大切なものですから、出来れば中学生辺りから、少しずつ体力作りについても考えて行けるといいと思います。
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