top of page
markun5

中学生までなら、勉強は「覚える」が9割

 ちょっと極端に感じるかも知れませんが、実は、中学生までの勉強なら「覚えることが、9割を占める」と思っておいてください。もちろん、理科・社会は言うに及ばず、英語でも「単語と基本文」をしっかり覚えていればかなり高得点がねらえますし、思考力が中心と思われる数学でも、「かけ算の九九」をはじめとして「計算の手順」はもちろんの事、「方程式の文章問題」でも、その解法パターンをしっかり覚えることによって問題を解くことができるようになります。また、国語であっても「漢字」「言葉の意味」などの知識がしっかりしていないと、当然の事ながら文章の理解力が劣ることになりますし、文章の読み取りについても「過去に文章を読んだ経験」によって決まると言っても過言ではありません。そして、中学生までの勉強の出来る子というのは概して「習ったものをその場ですぐに覚えて忘れない子」であることが多いんですよ。

 ということは、当然ながら、中学生までなら努力による学力の向上は可能なんです。ちゃんと覚えるまで繰り返し練習させれば、学力はきちんと上昇するんですね。たとえそれが「国語」であっても、繰り返し正しい読みとり方を経験させれば、国語力はついてくるんです。

 ですから、あきらめることはありません。時間がかかるかも知れませんが(ひょっとして入試までに志望校のレベルまで達しないかもしれない!?)現時点より上のレベルの高校に行けるようになるのは、間違いないんです。入試が近くなって一生懸命頑張った子が学力を大幅に上げることもありますから「それを早いうちから始めておけばよい」と思えばいいんです。

 ただし、ギリギリになってから何とかしようと思っても手遅れになっていることの方が多いですから、もしも「子供さんの学力に不安がある」と考えているならば、早めに正しい方法で子供さんの学力アップを心がけて欲しいと思います。

閲覧数:16回0件のコメント

最新記事

すべて表示

不要な「消しゴム」の使い方に注意

授業中、消しゴムを使いすぎる子が目につくことがあります。そして、そういう子は概して学力が高くありません。そのため、この「消しゴムの使い方」に対していろいろコメントしている先生もいますが、本来、問われなければならないのは「使い方」それ自体ではなく「なぜ、そういう消しゴムの使い...

「勉強」とは、そもそも何をすること?

「勉強」とは、簡単に言うと 「知識を身につける」と 「今まで出来なかった物を出来るようにする」という行為。  だから、これに反する事をしていると学力は伸びませんよね。  例えば、他人の宿題の答えを写してお終いにしていたり、黒板に書いている字をただ写しているだけで、...

作業効率を上げる

計算などの「解き方が決まっていて、それにしたがって手順を踏めば答えが出てくる」といった内容や社会の一問一答形式の「単純に覚えたものを答える」という内容のものは、正確に速く解いていくことが一つの目標になると思います。したがって、目標となるのは「速い」ことと「正確」なこと。...

Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page