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ミスを減らすには教える側もテストを受けるつもりで

 テストで余計なミスが多い子。「もうちょっとちゃんと問題を読んでくれればいいのに」「もう少し見直しをきちんとしてくれればいいのに」とぼやくお母さんも多いですよね。

 ところが、実は「そのテストの試験監督をしている先生の作る雰囲気」によっても、子供さんの得点度合いが変わって来るのです。特に低学年になればなるほど、その傾向は顕著。「さあ、テストを頑張ろう」と生徒に気合いを入れて来る先生と「本を片手に、試験監督は読書の時間」という先生とでは、その結果に違いがあるのは、ちょっと考えてみても分かりますよね。

 そして、本当に「生徒の集中力を高めよう」「生徒のテストの受け方をしっかり指導しよう」と思っている先生は「先生自身もテストを受けている時の気持ち」になって、問題演習をしているときに「終わった人はしっかり見直しをしよう」「もう一度良く問題を読んでみよう」などと、日頃の授業の中で「テストの際の細かな指導」をしているんです。

 ですから、お母さん自身が子供さんの勉強を見る場合、片手間で「ここからここまでやっておきなさいと言ってあとは放っておくだけ」という事をしていては、結局、子供さんの集中力は高まりません。テストのミスを減らしていくまでは、多少、時間はとられると思いますが、テストに向けての緊張感を持たせるために、最初はついてあげて、合っている・間違えているに関わらず、一度解き終えた時点で「問題をもう一度しっかり読ませる」「間違えているところがないかチェックさせる」という習慣をつけて上げて下さい。そして、ある程度までミスが減ってきた時点で、子供さんに自分で勉強させるようにしてあげましょう。

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