これは、あくまで自分の経験則ですが、子供達を教えていると「集中力」が長く続く子と続かない子がやはり出てきます。そこで、子供達に家庭での学習状況を聞いてみたのですが、その結果、単純に「集中している勉強時間」で差が開くようです。
そして、その時間ですが、家庭学習時間が20分だと、勉強中の集中力のもつ時間も20分、勉強時間が1時間では、だいたいそのまま1時間で集中力が切れます。家庭学習2時間でもやはり2時間前後で集中力が切れることが多いんです。
ところがそれを超えた辺りから、集中力の継続時間が急に増え、3時間以上集中できるようになると、その後普通にしていても4時間・5時間と続くようになるようです。
中学や高校に行って、急に勉強できるようになるタイプの子がいますが、おそらくはこの「集中力の臨界点」を超えて勉強をしたために、集中力が極端にアップしたということではないでしょうか。
もちろん、家庭環境などの個人差などもあると思いますが、ダラダラせずにきちんと勉強している状況なら、それを少しずつ伸ばしていき、臨界点を超えさせてみると、単に勉強時間が増えた以上の学力の向上が見られる可能性が高いと思って下さい。 逆に「勉強しているのにあまり成績がパッとしない」というタイプは、実は、この集中時間が短く、途中から、ただ何となくボンヤリと勉強しているパターンが多いように思います。そして、そういう子でも、この「臨界点」を超すだけでビックリするような効果が期待できます。チャレンジしてみて下さい。
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