top of page
  • markun5

「長靴をはいた猫」澁澤龍彦訳

 原本はフランス人のシャルル・ペローが書いています。この名前を聞いて、童話好きの人はすぐに分かると思うのですが、あまり一般的には知られていないと思います。実は「シンデレラ」や「赤ずきんちゃん」は、グリムより先にこのシャルル・ペローが発表しているんですね。


 訳もいろいろな人がやっているのですが、フランス語専攻の大学教授あたりが訳したものより、文学者である澁澤龍彦さんの訳の方が、全体的なニュアンスがいいので、こちらの訳の方をお勧めしています。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「夏目漱石」を読んでみよう

<いずれ、大学入試で扱われると思っておけばいいかも?> 夏目漱石と言えば、有名なのが「坊ちゃん」「我が輩は猫である」でしょうか。この辺だと読んだことがある、という小学生・中学生も多いのではないかと思います。ただ、こういう著名な作家は、文学史からアプローチするのも一つの手。 例えば、前期三部作と言われている 「三四郎」 「それから」 「門」  そして、それと対になっている後期三部作が 「彼岸過迄」

「メタルカラーの時代」 山根一眞著

NHKの人気番組「プロジェクトX」の感覚で読める本。理工系を目指す方は、一度は読んでおいてもらいたい。 これを読むと「高さ435メートルの鉄塔」を作るときのその鉄材の精度が「誤差0.01ミリ」だったり、「400トン」のコンクリートブロックを積み重ねるのに「隙間が0.04ミリ以下」でなければならなかったりと、すごい技術が駆使されていることが分かる。 したがって、ちょっと細かな面倒な事になると急にやる

「栄光なき天才たち」 伊藤智義・森田信吾著

今回は、マンガ版。 歴史などで直接扱われないような人々の「伝記」で、記念すべき第1話は「数学者のガウス」。この本を読むと、実は「ビタミン」は日本人の発見であったと言うことが判明したり、野口英世が不運の人であったなどということがハッキリ分かる。全17巻。 ただ、現在、なかなか手に入らなくなってしまった。これは、普通の書店より、古本屋で漁った方がいいよ。

記事: Blog2_Post
bottom of page