top of page
  • markun5

「メタルカラーの時代」 山根一眞著

 NHKの人気番組「プロジェクトX」の感覚で読める本。理工系を目指す方は、一度は読んでおいてもらいたい。

 これを読むと「高さ435メートルの鉄塔」を作るときのその鉄材の精度が「誤差0.01ミリ」だったり、「400トン」のコンクリートブロックを積み重ねるのに「隙間が0.04ミリ以下」でなければならなかったりと、すごい技術が駆使されていることが分かる。


 したがって、ちょっと細かな面倒な事になると急にやる気をなくすような子は、結局、理系に向かないのだ。そして、学力が低下すると人材が育たないという主張も、この本を読めば、理解出来ると思う。

 これを読んで、「日本は素晴らしい!」と感動してみよう。なにせ、日本の技術は、すごいのだ。

閲覧数:9回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「夏目漱石」を読んでみよう

<いずれ、大学入試で扱われると思っておけばいいかも?> 夏目漱石と言えば、有名なのが「坊ちゃん」「我が輩は猫である」でしょうか。この辺だと読んだことがある、という小学生・中学生も多いのではないかと思います。ただ、こういう著名な作家は、文学史からアプローチするのも一つの手。 例えば、前期三部作と言われている 「三四郎」 「それから」 「門」  そして、それと対になっている後期三部作が 「彼岸過迄」

「栄光なき天才たち」 伊藤智義・森田信吾著

今回は、マンガ版。 歴史などで直接扱われないような人々の「伝記」で、記念すべき第1話は「数学者のガウス」。この本を読むと、実は「ビタミン」は日本人の発見であったと言うことが判明したり、野口英世が不運の人であったなどということがハッキリ分かる。全17巻。 ただ、現在、なかなか手に入らなくなってしまった。これは、普通の書店より、古本屋で漁った方がいいよ。

「数学のたのしさ」 矢野健太郎著

数学の事をお話として楽しめる本。 数学に取り組む人たちの追求している「エレガントな解法」などのお話が載っていて、この内容だと、数学で「ただ答えを出せればいい」と思っている人にはかなり新鮮に感じると思う。 ただ、内容には「高校数学」の分野が含まれているので、最初読んでしっくり来なかったら、高校の数学を習ってからまた読むと内容がスッキリするかも。 また「数学物語」というのも出ていて、内容は、動物は数を

記事: Blog2_Post
bottom of page