授業の上手な先生って、勉強している内容を「こうだからこうだよ」と教え込もうとしている人ではなく「こうだからこうなるよね」と子供に見せている感覚で授業をしているようです。黒板の使い方でも、ただ、まとめが羅列していて「覚えろ」という感覚ではなく「生徒に内容を把握しやすいように見せてあげる」という感覚での板書になっている人の方が授業巧者ですよね。
「手本を見せる」という事も別の項で書いていますが、基本的には、生徒が出来るようにするためには総じて「教える」という感覚より「見せる」という感覚が強いと思います。
これはしつけについても同じ事ではないかと思います。親の姿勢を見せる事の方が口で「ああしなさい、こうしなさい」というより遙かに効果が高いと思います。よく「親の背中を見て育つ」と言いますが、これも「見せる感覚」ですよね。
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